6月23日の引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

　リズム <7769> [東証Ｐ]　　★非開示だった今期経常は55％増益・78.75円増配へ、自社株買い実施と株主優待導入も発表
　◆非開示だった26年3月期の業績予想は連結経常利益が前期比55.2％増の18億円に拡大する見通しと発表。生活用品事業でモバイルファンの販売が好調に推移していることに加え、構造改革効果で採算が大きく向上することを織り込んだ。
　　併せて、未定としていた期末一括配当は151.75円(前期は73円)実施する方針とした。配当方針を変更し、配当性向35％、DOE(連結純資産配当率)4％以上を目指す。また、発行済み株式数の3.53％にあたる29万1500株または10億円を上限に、「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施することを明らかにした。
　　そのほか、株主優待制度を導入すると発表。毎年3月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、1万5000円相当の電子マネーまたは電子ギフトを贈呈する。

　壱番屋 <7630> [東証Ｐ]　　★3-5月期(1Q)経常は18％増益で着地
　◆26年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比18.3％増の13.5億円に伸びて着地。フランチャイズ加盟店向けの卸売価格を改定した効果や国内子会社の事業拡大などで、2ケタ増収を達成したことが寄与。米をはじめとする食材の仕入価格や本部経費などのコスト増があったものの、増収効果で吸収した。

株探ニュース