話題株ピックアップ【夕刊】(3):トリプルアイ、ジーデップ、ブランジスタ

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材料

■トリプルアイズ <5026>  1,120円   +98 円 (+9.6%)  本日終値
 トリプルアイズ<5026>が4日ぶり急反騰。日米ともに人工知能(AI)関連銘柄への買いが活発だが、東京市場は米国よりも関連銘柄が出遅れており、足もとで物色人気に火がつく銘柄が多くなっている。そのなか、同社株は独自開発の画像認識プラットフォーム「AIZE(アイズ)」を核としたAIソリューションサービスを展開しており、エッジ顔認証「EdgeFACE(エッジフェイス)」を開発し時流を捉えており、今後の需要取り込みに期待が大きい。新興成長企業の評価ポイントであるトップラインの伸びが顕著で、24年8月期の88%増収に続き、25年8月期も前期比36%増の59億9200万円予想と過去最高の大幅更新が続く見通しにあり、現状ではPER面は気にならない。

■ジーデップ・アドバンス <5885>  2,899円   +244 円 (+9.2%)  本日終値
 ジーデップ・アドバンス<5885>がマドを開け上値追い鮮烈、全般下げ相場に抗し一時10%近い急騰で2900円台まで水準を切り上げる場面があった。米エヌビディアのエリートパートナー企業として、人工知能(AI)関連株の物色人気に乗っている。国内では既にTDK<6762>が端末に生成AIを搭載するエッジAIに傾注する構えを標榜するなど、ハード・ソフト両面から同関連株へのマーケットの視線が高まる方向にある。そうしたなか、ジーデップはエヌビディアのサーバー認証プログラム「NGC―Ready」に認定された推論用エッジデバイスを販売するなど、エッジAI関連としても注目される。25年5月期は売上高が前の期比50%増の66億1000万円、営業利益は同21%増の8億200万円といずれも大幅ピーク更新を見込んでいる。

■ブランジスタ <6176>  684円   +53 円 (+8.4%)  本日終値
 ブランジスタ<6176>が後場に上げ幅を拡大した。この日、近くローンチが予定されているECサービス「TikTok Shop」の出店企業向け運用サービスを開始すると発表。収益貢献を期待した買いが入ったようだ。これまでブランジスタが培ってきたEC支援のノウハウをもとに、アカウントの開設や運営戦略の立案・実施などサービスをワンストップで提供する。出店企業や商品にあわせて最適なコマーサーのキャスティング・運用支援も実施。出店企業の売り上げ拡大を支援していく。

■アステリア <3853>  673円   +45 円 (+7.2%)  本日終値  東証プライム 上昇率5位
 アステリア<3853>が急動意。企業向けシステム開発を手掛け、顧客企業がノーコードで利活用できるという技術で優位性を発揮する。ノーコードデータ連携ツール「ASTERIA Warp(アステリア ワープ)」は、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)投資ニーズを取り込み収益に大きく貢献している。人工知能(AI)を搭載したIoTエッジコンピューティング用ミドルウェア「Gravio(グラビオ)」で実績が高く、エッジAI関連の有望株としての位置付けでも頭角を現している。

■ライトアップ <6580>  2,592円   +132 円 (+5.4%)  本日終値
 ライトアップ<6580>が後場一段高。同社はきょう、東京都中野区に中小企業向け補助金・助成金診断システム「Jシステム」の提供を開始したと発表。このシステムは自治体業務と地域中小企業支援を目的としており、将来的にはAIエージェント機能の段階的な拡充を通じて、補助金・助成金の自動提案や申請支援、制度マッチングの自動化などを実現するとしており、これが買い手掛かりとなったようだ。

■アジャイル <6573>  108円   +4 円 (+3.9%)  本日終値
 アジャイルメディア・ネットワーク<6573>が4日ぶりに反発。この日、世界最大級の化粧品OEM/ODM企業である韓国「COSMAXグループ」の日本法人であるコスマックスジャパン(東京都港区)と販売代理店契約を締結したと発表しており、好材料視された。今回の提携により、グループのECサイト及び提携先リアル店舗を通じて、コスマックスジャパンが展開する人気ブランド「moonshot」をはじめとした各種化粧品の取り扱いを本格化する。なお、同件が業績に与える影響は軽微としている。

■マルマエ <6264>  1,475円   +53 円 (+3.7%)  本日終値
 マルマエ<6264>が続急伸。前週末20日の取引終了後、25年8月期の単独業績予想について、売上高を76億円から76億3200万円(前期比60.7%増)へ、営業利益を16億円から17億2300万円(同11.0倍)へ、純利益を10億6500万円から12億6400万円(同66.5倍)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を15円から25円へ引き上げ、年間配当予想を40円(前期30円)に増額修正したことが好感された。生産性の改善などが利益を押し上げるとしている。同時に、4月8日付でKMアルミニウムを子会社化したのに伴い、25年8月期の連結業績予想を発表。売上高112億5400万円、営業利益19億円、純利益12億6500万円を見込むとした。

■フルッタフルッタ <2586>  202円   +7 円 (+3.6%)  本日終値
 フルッタフルッタ<2586>が反発。同社は20日取引終了後、自社のアサイーを使用した「ファミマル のむヨーグルトアサイーボウル」が、6月下旬からファミリーマートの関東地方の約5500店舗で販売すると発表。これが新たな買い手掛かりとなったようだ。また、19日に「売れるネット広告社グループ<9235>子会社の売れる越境EC社と協業施策を開始する」と発表したことも引き続き材料視されたもよう。今回の協業施策は、両社の専門性などを生かして中国版「TikTok」を主としたライブコマースを共同で推進し、同社のアサイー関連商品の越境ECにおける売り上げ拡大を狙うもの。同社にとって中国市場への本格参入となり、売れるGとの長期的な協業を通じて「定番商品の中国市場定着」「新SKU(在庫管理における最小の管理単位)・カテゴリ展開」「サブスクリプションモデル構築」といった中長期の成長ドライバーを創出するとしている。

■三共生興 <8018>  629円   +16 円 (+2.6%)  本日終値
 三共生興<8018>はしっかり。前週末20日取引終了後、台湾現地法人を設立し、既存の台北支店の業務を移管すると発表した。台湾内でのより一層の収益力向上と事業展開の拡大を図るため。11月の設立を予定している。

■神栄 <3004>  1,823円   +45 円 (+2.5%)  本日終値
 神栄<3004>がしっかり。正午ごろ、保有する投資有価証券の一部を売却するのに伴い、26年3月期第1四半期に投資有価証券売却益約5億円を特別利益として計上すると発表しており、好材料視された。なお、通期業績予想には一定程度織り込み済みとしている。

●ストップ高銘柄
 モンスターラボ <5255>  329円   +80 円 (+32.1%) ストップ高   本日終値
 コンヴァノ <6574>  8,750円   +1,500 円 (+20.7%) ストップ高   本日終値
 デジタリフト <9244>  947円   +150 円 (+18.8%) ストップ高   本日終値
 など、5銘柄

●ストップ安銘柄
 AI inside <4488>  4,075円   -700 円 (-14.7%) ストップ安   本日終値
 以上、1銘柄

株探ニュース

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