共栄タが一時S高、中東情勢悪化でホルムズ海峡封鎖リスク意識し思惑◇

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 共栄タンカー<9130.T>が一時ストップ高の水準となる前営業日比300円高の1307円に買われ、年初来高値を更新した。トランプ米大統領が21日、イランの核関連施設に対して米国が攻撃を実施したと表明した。一方、イランの現地メディアは、イランの国会が22日、ホルムズ海峡の封鎖を承認したと伝えている。実際に封鎖するには国防や外交に関する政策を統括する委員会での決定が必要となる。数多くの原油タンカーが通貨するホルムズ海峡が実際に封鎖となれば、世界各地で中東以外の原油を調達する動きが加速することが想定され、その場合、原油タンカーの輸送日数が長期化し、運賃に上昇圧力が高まっていくと考えられている。こうした思惑をもとに、原油輸送の外航海運会社である共栄タに買いが入ったようだ。飯野海運<9119.T>や明海グループ<9115.T>も大幅高となっている。

(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所:MINKABU PRESS

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