外為サマリー:ドル確保の動きなどから145円40銭台に上伸

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為替

 20日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=145円45銭前後と前日の午後5時時点に比べて6銭程度のドル高・円安となっている。

 米ホワイトハウス報道官が19日に「トランプ大統領が今後2週間以内にイスラエルとイランの紛争に米国が介入するかどうかを決定する」と発表したことで、米軍がすぐに軍事介入するとの見方が後退。中東情勢に対する過度な警戒感が和らぐなか、「有事のドル買い」の巻き戻しからドル円相場は弱含みでスタートした。総務省が朝方発表した5月の消費者物価指数(CPI)で、変動の大きい生鮮食品を除く総合が前年同月と比べて3.7%上昇し、3カ月連続で伸び率が拡大したことから日銀の追加利上げが意識されたこともあり、午前9時00分ごろには一時145円13銭まで軟化した。ただ、きょうは事業会社の決済が集中しやすいゴトー日(5のつく日と10のつく日)にあたり、国内輸入企業など実需筋のドル需要を背景に徐々に持ち直す展開。中東情勢が依然として緊迫していることから流動性の高いドルを確保する動きなどもあり、午後2時40分すぎには145円48銭まで上伸する場面があった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1527ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0065ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=167円65銭前後と同1円00銭程度のユーロ高・円安で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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