外為サマリー:一時145円10銭台に軟化、総務省発表のCPIが影響
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20日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=145円25銭前後と前日の午後5時時点に比べて15銭程度のドル安・円高となっている。 19日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=145円45銭前後と前日に比べ30銭強のドル高・円安で取引を終えた。「有事のドル買い」で一時145円70銭台に上伸したが、米ホワイトハウス報道官が「トランプ大統領が今後2週間以内にイスラエルとイランの紛争に米国が介入するかどうかを決定する」と発表したことを受けて伸び悩んだ。 米国がイランに2週間の猶予を与えたことから中東を巡る緊張がやや緩和するなか、この日の東京市場は「有事のドル買い」が巻き戻されている。また、総務省が朝方発表した5月の消費者物価指数(CPI)で、変動の大きい生鮮食品を除く総合が前年同月と比べて3.7%上昇し、3カ月連続で伸び率が拡大したことから日銀の追加利上げが意識されやすいこともあり、午前9時00分ごろには145円13銭をつけた。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1523ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0060ドル強のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=167円37銭前後と同70銭強のユーロ高・円安で推移している。 出所:MINKABU PRESS