明日の為替相場見通し=FOMCと中東情勢の両にらみへ

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 今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果と中東情勢を見極めながらの展開となるだろう。予想レンジは1ドル=144円00~146円00銭。

 CMEのフェドウォッチによると、米連邦準備制度理事会(FRB)による0.25%幅の利下げ回数が年内に2回となる確率は、足もとで40%となっている。FOMCのメンバーによる金利見通しを受け、年内の利下げ予想がどう変化するのかが注目ポイントとなる。FOMCの後にはパウエル議長の記者会見も予定されている。一方、中東情勢の悪化を受けリスク回避目的のドル買いが入りやすい地合いが続くことも予想される。米国がイランの核関連施設に攻撃を検討しているとも報じられており、引き続きニュースフローと米原油先物相場の反応に注視することが必要な局面となる。FOMCを通過した後の翌19日はジューンティーンスの祝日のため米国は休場となることから、持ち高調整目的の売買が入りやすい点にも留意が求められる。

 主なスケジュールとしては、5月の米住宅着工件数や週間の米新規失業保険申請件数、米石油在庫統計などの発表が控えている。

出所:MINKABU PRESS

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