米外為市場サマリー:有事のドル買いで一時145円30銭台に上伸

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為替

 17日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=145円29銭前後と前日と比べて55銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=166円79銭前後と同55銭程度のユーロ安・円高だった。

 イスラエルとイランの軍事衝突が続くなか、質への逃避から流動性の高いドルを買う動きが優勢だった。この日に発表された5月の米小売売上高が2カ月連続のマイナスとなったことを受けてドルが売られる場面もあったが、「有事のドル買い」が支えるかたちで下値は限定的。トランプ米大統領がホワイトハウスで国家安全保障会議(NSC)の会合を開き、中東情勢を巡って協議したことが伝えられると、イスラエルによる対イラン攻撃に米国が近く参加するとの観測が広がるとともにドル買いが一段と活発化し、ドル円相場は一時145円38銭まで上伸した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1480ドル前後と前日に比べて0.0080ドル程度のユーロ安・ドル高だった。

出所:MINKABU PRESS

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