株価指数先物【昼】 +2σ接近で過熱感が意識される
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日経225先物は11時30分時点、前日比140円高の3万8500円(+0.36%)前後で推移。寄り付きは3万8430円と、シカゴ日経平均先物(3万8510円)にサヤ寄せする形で、やや買いが先行して始まった。現物の寄り付き直後に3万8310円と下落に転じる場面もみられたが、中盤にかけて上へのバイアスが強まり、3万8560円まで買われた。買い一巡後は3万8500円~3万8550円辺りでの保ち合いを継続。 トランプ米大統領は、イランの首都テヘランからの避難を呼び掛けたと報じられ、開始直後は弱含む場面もあったが、ショートの動きはそれほど強まらなかった。為替市場では円相場が1ドル=145円台まで円安・ドル高が進んだことでハイテク株が買われ、日経平均型を牽引する形になった。ただし、一時3万8560円まで買われたもののナイトセッションでつけた3万8610円には届かず、ボリンジャーバンドの+2σ(3万8590円)接近では過熱感が意識されやすいようである。 NT倍率は先物中心限月で13.82倍に上昇した。一時13.85倍をつけており、5月14日の13.86倍に迫っている。+2σ(13.85倍)を捉えてきたことで、いったんはリバランスの動きが意識されそうだ。 株探ニュース