外為サマリー:145円00銭台に上昇、中東情勢の緊張緩和期待でドル買い優勢

投稿:

為替

 17日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=145円05銭前後と前日午後5時時点に比べ80銭強のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=167円54銭前後と同60銭程度のユーロ高・円安で推移している。

 ドル円は、午前8時時点では144円60銭前後で推移していたが、午前9時50分過ぎには一時145円10銭台に上昇。11日以来となる145円台に乗せた。前日のニューヨーク市場では、イランが事態の鎮静化に向け動き出したとの一部報道を受け、中東情勢の緊張緩和への期待が浮上。安全資産の米国債が売られ、米長期金利が上昇するなか、ドル高・円安が進んだ。東京市場に移ってからもドルは堅調な値動きとなっている。今日は日銀金融政策決定会合の結果が発表される。政策金利は現状維持の見通しだが、日銀による国債の買い入れの減額が発表されるとの観測が出ている。減額幅の圧縮は金利低下を促し円安要因に働くとの見方もあり、市場の関心を集めている。なお、石破茂首相とトランプ米大統領との会談では関税協議は合意に至らなかったが市場の反応は限定的だった。

 ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.1550ドル前後と同0.0020ドル強のユーロ安・ドル高で推移している。




出所:MINKABU PRESS

オンラインで簡単。
まずは無料で口座開設

松井証券ならオンラインで申し込みが完結します。
署名・捺印・書類の郵送は不要です。