外為サマリー:原油高による米インフレ圧力が意識され一時144円70銭台に上伸

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為替

 16日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=144円37銭前後と前週末の午後5時時点に比べて60銭弱のドル高・円安となっている。

 13日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=144円07銭前後と前日に比べ60銭程度のドル高・円安で取引を終えた。イスラエルとイランの衝突で地政学リスクが高まるなか、「有事のドル買い」に押し上げられるかたちで一時144円40銭台まで上伸した。

 この日の東京市場でも質への逃避から流動性の高いドルを買う動きが優勢となっている。前週末のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場が急騰したことを受け、エネルギー価格の上昇が米物価を押し上げるとの見方が広がっていることもドル買いにつながっているようで、午前8時10分すぎには144円70銭台をつける場面があった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1535ドル前後と前週末の午後5時時点に比べて0.0001ドル程度のユーロ高・ドル安とほぼ横ばい。対円では1ユーロ=166円52銭前後と同70銭弱のユーロ高・円安で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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