米外為市場サマリー:流動性の高いドル選好で一時144円40銭台に上伸

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為替

 13日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=144円07銭前後と前日と比べて60銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=166円37銭前後と同15銭程度のユーロ高・円安だった。

 イスラエル軍は13日、イラン各地の核関連施設などを攻撃したと発表。イランはミサイル攻撃などで報復し、紛争激化への懸念が高まった。投資家のリスク回避姿勢が強まるなか、質への逃避から流動性の高いドルを買う動きが活発化。持ち高調整とみられるドル買い・円売りも流入し、ドル円相場は一時144円48銭まで上伸した。ただ、その後は米主要株価指数の下落が重荷となるかたちでドルは上昇一服。この日に米ミシンガン大学が発表した6月の消費者態度指数(速報値)で、物価見通しを示す予想インフレ率が低下したことも影響し、143円80銭台まで押し戻される場面があった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1549ドル前後と前日に比べて0.0035ドル程度のユーロ安・ドル高だった。

出所:MINKABU PRESS

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