【今週読まれた記事】活発化する“量子”関連、虎視眈々と覇権を狙う銘柄群

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コラム

 株探でその週によく読まれた記事を紹介する【今週読まれた記事】のコーナー、今週は6月7日から13日までの株探へのアクセス状況を元に人気の記事をご紹介します。

 今週の日経平均株価は前週末比92円高の3万7834円。週の前半は比較的堅調に推移したものの、週末にイスラエルがイランの核施設を攻撃したというニュースが伝わって大幅安となり、今週の上昇分の多くを消す展開となりました。ハマスによる2023年の襲撃以降、イスラエルは“超”強硬的な姿勢を取り続けています。ハマスを支援するイランに対しても同様の姿勢で臨むことも考えられ、状況を見極めたいところです。

 一方、米関税政策に関しては、米中間の貿易協議が順調に進んでいることなどから緊張緩和の傾向が見られます。そのため、中長期的にはやや強気の見通しが増え始めています。「今年の夏相場は比較的強い地合いを想定している」と語るのは、<相場観特集>で伺った東洋証券ストラテジストの大塚竜太氏。トランプ発言に振り回される展開は変わらないものの「基本的にダウンサイドリスクよりもアップサイドに思惑を外す可能性の方が高い」とみています。「秋野充成(いちよしアセットマネジメント)が斬る ―どうなる?半年後の株価と為替―」の秋野氏も「日経平均株価の半年間のレンジは3万8000~4万3000円程度」と上振れを予想。「米国で過度のインフレが発生せず、米景気が大きく崩れないことが背景」と、米経済指標の堅調さを指摘しています。両氏の記事は多くの方に読まれアクセスランキング上位入りとなりました。

 個人投資家の投資意欲も引き続き高水準を保っています。東証グロース市場250指数は今週も日経平均に比べ強く、週足プラスを維持。そのなか「時価総額が大きい銘柄よりも、100億円前後の銘柄が投資対象として浮上する可能性が高くなる」と述べるのは大人気相場コラム「【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 時価総額100億円クリアに向けて走り出すグロース企業!」の北浜氏。東証が進める「上場維持基準の厳格化」に伴い、基準に満たない・ボーダーライン上にある企業が時価総額を上げるために注力すると予想しています。この記事は今週もランキングトップ10入りとなりました。

 そのほか相場コラムは今週も以下の全てが上位入り。どの記事もお見逃しなく。

  【杉村富生の短期相場観測】 ─銘柄勝負のターゲットを探る!
  【村瀬智一が斬る!深層マーケット】G7に向けて買い戻しを誘うか
  富田隆弥の【CHART CLUB】 もみ合いからの「上放れ」をマーク

  大塚竜太氏【日経平均3万8000円台回復、夏相場の勝算は?】(1) <相場観特集>
  佐藤正和氏【日経平均3万8000円台回復、夏相場の勝算は?】(2) <相場観特集>


 個人投資家の主戦場である中小型株の世界では、旬となる投資テーマの見極めが重要になります。24年末、量子コンピューターの研究開発に新たなブレイクスルーがあり、しばらく下火となっていた量子コンピューター関連銘柄への注目が集まり始めています。今回の進展は「誤り訂正」技術に関するブレイクスルーであり、これをもってすぐに量子コンピューターが実用化するようなものではありません。しかし、こうした進化の度に関連銘柄にスポットライトが当たり、株価を刺激することになります。「大反騰の予兆、神速のステージへ『量子コンピューター関連』5銘柄 <株探トップ特集>」は、この分野で着々と実用化への準備を進め、将来の覇権を取る可能性が高い有力5銘柄を紹介。圧倒的なアクセスを獲得しランキング首位に輝きました。

 また、話題の投資テーマを紹介する記事「『量子コンピューター』が8位、エヌビディアCEOの熱視線で新局面突入<注目テーマ>」も上位ランキング入りとなりました。<注目テーマ>記事では「『ドローン』が2位急浮上、米大統領令や福岡市の道路陥没事故で<注目テーマ>」も人気となっています。

 投資テーマ関連の記事では、急激に増えている証券口座への不正アクセス問題に対し、各社が行うセキュリティー対策と関連銘柄を追った「『本人確認』待ったなし、口座乗っ取り対策の救世主!『多要素認証』関連 <株探トップ特集>」も多くの支持を集めトップ10入り。そのほか以下の記事も上位ランキング入りとなっています。

  トランプ氏注力で熱気高まる、最高値翔け上がる「仮想通貨」関連株6選 <株探トップ特集>
  インフラ整備や防災強化など百花繚乱、「地方創生」関連株を総点検 <株探トップ特集>
  米ドル信認低下で世界は急変、日米金利上昇局面で選好すべき銘柄群 <株探トップ特集>


 アクセスランキング2位は「利益成長“青天井”銘柄リスト【総集編】第1弾 35社選出 <成長株特集>」。4月下旬から5月中旬までの決算発表集中期間に配信した「利益成長“青天井”銘柄リスト」を、“全期間”を対象に再構成した総集編の第1弾です。25年1-3月期に四半期ベースの過去最高益を更新し、かつ今期も最高益を見込む、いわゆる利益が“青天井”状況になっている銘柄をリストアップしました。週半ばの12日に配信した「利益成長“青天井”銘柄リスト【総集編】第2弾 39社選出 <成長株特集>」もスピードランクイン。明日15日の19時30分には待望の“第3弾”を配信予定です。お見逃しなく。

 <成長株特集>では、先週配信した「今期活躍期待の【連続最高益】銘柄リスト〔第4弾〕41社選出 <成長株特集>」も2週連続のランクインとなりました。高利回り銘柄ランキングなどの<割安株特集>も定番人気となっています。

  【高配当利回り銘柄】ベスト30 <割安株特集> 6月11日版
  10万円以下で買える、連続増益&低PER 28社【プライム】編 <割安株特集>
  10万円以下で買える、連続増益&低PER 26社【スタンダード】編 <割安株特集>


 今週の株探プレミアムコラムでは、「個人投資家大調査-2025」のアンケート回答者へのインタビューを基にした「すご腕投資家さんに聞く『銘柄選び』の技」シリーズより、1冊の書籍との出会いから、失敗続きだった投資スタイルを転換し“億り人”へと上り詰めた兼業投資家の“すとっくぱぱさん(ハンドルネーム)”が登場。「『だめだめナンピン』で高勝率、エリート億り人の“常識外れ”の技」では、投資ではご法度とされる"ナンピン買い"を駆使してリターンをさらった第一生命HD<8750>を例に、銘柄選びで重視するチャートの特徴や最適な売買タイミングを見極めるための分析手法を徹底的に深堀りしていきます。

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 引け後の材料を一覧でチェックできる【明日の好悪材料】【サプライズ決算】は、今週もすべての記事がランクイン。上手に使えば大きな時短となる株探の看板記事です。今週配信した記事は以下の通りです。

  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (6月6日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (6月9日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (6月10日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (6月11日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (6月12日発表分)

  ★本日の【サプライズ決算】速報 (06月09日)
  ★本日の【サプライズ決算】速報 (06月10日)
  ★本日の【サプライズ決算】速報 (06月11日)
  ★本日の【サプライズ決算】速報 (06月12日)
  ★本日の【サプライズ決算】速報 (06月13日)

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