アートG、今期経常を一転58%減益に下方修正
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アートグリーン <3419> [名証N] が6月12日後場(15:00)に決算を発表。25年10月期第2四半期累計(24年11月-25年4月)の連結経常利益は前年同期比89.2%減の400万円に大きく落ち込み、従来の21.6%増益予想から一転して減益で着地。 併せて、通期の同利益を従来予想の5600万円→1500万円(前期は3600万円)に73.2%下方修正し、一転して58.3%減益見通しとなった。 会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した5-10月期(下期)の連結経常損益は1100万円の黒字(前年同期は100万円の赤字)に浮上する計算になる。 直近3ヵ月の実績である2-4月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比54.8%減の1400万円に大きく落ち込み、売上営業利益率は前年同期の4.2%→2.4%に悪化した。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 (中間期連結業績予想数値と実績値の差異) 当中間期累計期間の連結業績につきまして、売上高については、フューネラル事業では堅調に推移したものの、フラワービジネス支援事業では一部顧客の事業内製化の影響により、また、ナーセリー事業においては一部顧客の生産調整などにより当初予定をやや下回る結果となりました。 また、前年の猛暑の影響により、切り花の物流量が少なくなったことで市場価格が例年より高い傾向にあったことや、胡蝶蘭でも同様に、前年の猛暑の影響から販売需要と自社生産製品の供給体制が一致しなかったことで、市場など外部からの仕入金額が多くなり、売上原価が予想よりも逓増し、各段階利益において予想を下回る結果となりました。(通期連結業績予想の修正) 通期の連結業瀬予想については、胡蝶蘭の自社生産製品の供給体制の見直しによる売上原価の逓減に努めてまいりますが、株式会社アートグリーン溝口造園(現AGランドスケープ株式会社)の持分化による造園事業の整備と、中間期累計期間の連結業績を勘定し、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益を修正することといたしました。