セックが大幅高、量子コンピューティング分野のキーカンパニーとして切り返し急◇
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セック<3741.T>が全般軟調地合いに抗して大幅高で3日続伸、一時9%近い上昇で5660円まで駆け上がる場面があった。宇宙開発関連の一角でispace<9348.T>の月面着陸失敗に伴う急落の余波を受け前週に大きく下値を探る場面があったものの、押し目を拾われ、目先急速に切り返す展開となっている。同社は量子コンピューティング分野で存在感を示しており、足もと米国株市場が主導して同関連株が大きく上昇している流れに乗って、買いを引き寄せている。今年3月には富士通<6702.T>、TIS<3626.T>と共に、量子コンピューターの世界最大規模となる基本ソフトウェア群をオープンソースとして公開している。また、これに先立って昨年秋には大阪大学と協業で量子マルチプログラミング機能を開発、阪大の量子コンピューター・クラウドサービスで提供を開始している。 (注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。 出所:MINKABU PRESS