11日の米株式市場の概況、NYダウ1ドル安と小反落 ナスダック4日ぶり反落
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11日の米株式市場では、NYダウが前日比1.10ドル安の4万2865.77ドルと小反落した。5月の米消費者物価指数(CPI)は食品・エネルギーを除くコアCPIが前月比0.1%上昇となり市場予想を下回った。市場で台頭していたインフレ懸念を和らげ、株買いを誘う要因となった。米国と中国の貿易問題を巡り、両国がスイスでの合意内容を着実に履行することを確認したことも支えとなったが、上値を追う姿勢は限られ、戻り売りに押される展開となった。 ホーム・デポ<HD>やウォルマート<WMT>が冴えない展開。デルタ・エア・ラインズ<DAL>とユナイテッド・エアラインズ・ホールディングス<UAL>、アメリカン航空グループ<AAL>が下値を探り、ロッキード・マーチン<LMT>が株価水準を切り下げたほか、ニューコア<NUE>やチューイー<CHWY>が急落。クリーブランド・クリフス<CLF>とゲームストップ<GME>が安い。一方、ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>とゴールドマン・サックス・グループ<GS>、IBM<IBM>が堅調。ゲッティ・イメージズ・ホールディングス<GETY>とオクロ<OKLO>が大幅高となった。 ナスダック総合株価指数は99.12ポイント安の1万9615.87と4日ぶり反落した。アップル<AAPL>やアマゾン・ドット・コム<AMZN>、メタ・プラットフォームズ<META>が軟調推移。アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>が値を下げ、ギットラボ<GTLB>やアメリカン・スーパーコンダクター<AMSC>が大幅安となった。半面、マイクロソフト<MSFT>やテスラ<TSLA>がしっかり。デイブ&バスターズ<PLAY>が急伸した。 出所:MINKABU PRESS