米外為市場サマリー:予想下回る米CPIを受け一時144円30銭台に軟化

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為替

 11日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=144円56銭前後と前日と比べて30銭程度のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=166円08銭前後と同60銭弱のユーロ高・円安だった。

 10日まで開かれた米中通商協議は、5月にスイスで合意した内容を履行することで一致した。トランプ米大統領が11日に自身のSNSで「習近平国家主席と私が最終承認すれば、中国との貿易合意は完了だ」と投稿し、米中対立の緩和期待が高まるなか、ドル円相場は145円46銭まで上伸する場面があった。ただ、この日に発表された5月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回り、米連邦準備理事会(FRB)が利下げに動きやすくなるとの見方が広がると地合いが一変。米長期金利の低下がドルの重荷となるかたちで、一時144円33銭まで軟化した。その後は下げ渋る動きとなったものの戻りは鈍かった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1487ドル前後と前日に比べて0.0060ドル強のユーロ高・ドル安だった。

出所:MINKABU PRESS

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