株価指数先物【昼】 +2σ突破では利食いに伴うロング解消の動き
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日経225先物は11時30分時点、前日比150円高の3万8380円(+0.39%)前後で推移。寄り付きは3万8360円と、シカゴ日経平均先物(3万8375円)にサヤ寄せする形から、買い先行で始まった。現物の寄り付き直後には、3万8530円まで上げ幅を広げている。買い一巡後は中盤にかけて利益確定に伴うロング解消とみられる動きにより、3万8290円まで上げ幅を縮める場面もみられたが、終盤にかけては3万8350円~3万8400円辺りで底堅く推移している。 米中通商協議において、先月スイスのジュネーブで合意した内容を実行に移す方法を巡る枠組みで合意したと伝えられた。この報道をきっかけにロングの動きが強まり、3万8530円まで上げ幅を広げる形だった。ただし、ボリンジャーバンドの+2σ(3万8450円)を上回ってきたことで利食いも入りやすく、その後は+1σと+2σとのレンジ内で推移している。11日の米国では5月の消費者物価指数(CPI)の発表を控えていることも、利食いに向かわせたようだ。 NT倍率は先物中心限月で13.76倍に上昇している。+1σ(13.74倍)を上回っての推移をみせており、+2σ(13.83倍)とのレンジが意識されるようだと、NTロングに振れやすいだろう。 株探ニュース