「レアアース」が15位にランクイン、中国による輸出規制継続で注目続く<注目テーマ>

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 みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「レアアース」が15位にランクインしている。

 5日付の日本経済新聞電子版で「スズキが中国によるレアアース(希土類)の輸出規制を受けて、小型車『スイフト』の生産を停止していることが5日、分かった」と報じられた。中国によるレアアースの輸出規制強化をめぐっては、前日にも一部欧州メーカーによる生産停止の可能性が報じられており、これらの報道を受けて「レアアース」への関心が高まっている。

 発端は、トランプ米大統領の相互関税政策だ。これを受けて中国政府は4月にサマリウム、ガドリニウム、テルビウム、ジスプロシウム、ルテチウム、スカンジウム、イットリウムの7種の中・重希土類レアアースの関連品目に関する輸出を規制し、当局の許可がない限り輸出できない状態とした。ジスプロシウムやテルビウムなどは電気自動車(EV)などに利用されることから、これらのレアアースの輸出規制により自動車の生産に影響を与えている。

 スズキ<7269.T>は5日、部品供給のメドが立ったとして、「スイフト」の生産を13日から順次再開し、16日以降は通常通りの生産に戻ると発表したが、サプライチェーンの不安定さへの懸念は残る。米中は5月中旬に、追加関税の大部分を一時停止することで合意しているが、レアアースの輸出管理は引き続き適用されたままであることも、これに拍車をかけている。

 こうしたことから、都市鉱山に関連する銘柄を含め、テーマとしての「レアアース」への関心も当面継続しそうだ。

出所:MINKABU PRESS

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