株価指数先物【昼】 200日線突破でショートカバーを誘う (訂正)
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日経225先物は11時30分時点、前日比220円高の3万7740円(+0.58%)前後で推移。寄り付きは3万7550円と、シカゴ日経平均先物(3万7485円)を上回り、買い先行で始まった。開始直後につけた3万7510円を安値に中盤にかけて上へのバイアスが強まり、3万7760円まで買われる場面もみられた。買い一巡後は3万7660円~3万7760円辺りでの推移を続けている。 5日の米国市場が下落するなかで、シカゴ先物にサヤ寄せする形で売りが先行するかとみられていたが、トランプ米大統領と中国の習近平国家主席が電話で協議し、貿易交渉の安定化を目指して近く閣僚級協議を開くことで合意しており、米中交渉の進展期待からロングに向かわせたようだ。 為替市場ではドル・円が1ドル=143円台後半と、前日から円安に振れていることも安心感につながっている。25日移動平均線(3万7520円)が支持線として意識されるなかで200日線を上回ってきたため、ショートカバーを誘う形にもなったようだ。ボリンジャーバンドの+1σが3万7960円辺りに位置しており、同水準を捉えてくるかが注目される。 NT倍率は先物中心限月で13.60倍に低下して推移している。前日の上昇で抵抗線として意識される25日線に接近してきたこともあり、いったんはNTロングを巻き戻す形でのリバランスが入りやすいところだろう。 株探ニュース