<動意株・6日>(前引け)=菱製鋼、さくらネット、売れるG
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三菱製鋼<5632.T>=急動意。1510円台で収れんする5日・25日移動平均線を足場に大陽線を示現、一気に1600円台に乗せてきた。自動車やトラック、建設機械のほか、デジタル家電向けに特殊鋼及び精密ばねなどを製造しており、素材から製品までワンストップで生産できる優位性を生かし、利益成長トレンドに突入している。ここ防衛関連株人気が波状的に続いており、物色の裾野も広がっている。特に旗艦銘柄である三菱重工業<7011.T>が大株主に入っている銘柄群に投資資金の攻勢が目立つ。そのなか、同社は三菱重工が6%超の株式を保有する実質筆頭株主で注目度が高まった。業績好調に加えPER8倍前後、PBR0.5倍台、配当利回りも5%近くあり、バリュー株の側面も評価され水準訂正狙いの買いを引き寄せている。 さくらインターネット<3778.T>=8日続伸。同社は5日、JERA(東京都中央区)との間で電力インフラと連携したデータセンター(DC)の新設に向けた検討に関する基本合意書を締結しており、これが材料視されているようだ。この合意書は、JERAが所有する既存の発電所構内でDCの整備を検討していくことを定めたもの。検討が進捗することにより、JERAのクリーンな電力を活用したデジタルインフラを、さくらネットから提供することが可能になるという。 売れるネット広告社グループ<9235.T>=切り返し急。同社は5日の取引終了後、連結子会社の売れる越境EC社が提供するTikTok Shop運営代行サービスに関し、上場企業を含めた複数のEC企業と正式契約を締結していると発表。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。日本でのTikTok Shopは正式ローンチ前であるが、受注した契約企業のうち、情報公開に同意したクライアントについては、社内で検討したうえで進捗情報として公表する予定だとしている。 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。 出所:MINKABU PRESS