外為サマリー:143円70銭台で推移、ユーロの買い目立つ
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6日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=143円72銭前後と前日の午後5時時点に比べて40銭弱のドル高・円安となっている。 5日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=143円53銭前後と前日に比べ75銭程度のドル高・円安で取引を終えた。トランプ米大統領と中国の習近平国家主席が5日に電話協議を行ったことが明らかとなり、米中の貿易交渉が進むとの期待感が広がるなか一時143円97銭まで上伸した。 この流れを引き継いだ東京市場のドル円相場も堅調な展開で、143円70銭台での推移となっている。日本時間今晩に発表される5月の米雇用統計を見極めたいとするムードがあるものの、前日に米長期金利が上昇したことで日米金利差拡大を意識したドル買い・円売りが入りやすくなっている。一方、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁が利下げを決めた理事会後の記者会見で、緩和サイクルの一時停止を示唆したことからユーロ買いが目立っている。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1450ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0040ドル弱のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=164円56銭前後と同1円00銭弱のユーロ高・円安で推移している。 出所:MINKABU PRESS