明日の為替相場見通し=重要イベント控え方向感欠く

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為替

 今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、6日に発表される5月の米雇用統計の発表を控えて方向感に欠ける展開となりそうだ。予想レンジは1ドル=142円70銭~144円00銭。

 4日に米民間雇用サービス会社ADPが発表した5月の全米雇用リポートで、雇用者数の伸びが市場予想を下回ったことから米雇用統計に対する関心が一段と高まっている。米中首脳会談や米関税政策、米財政問題など見極めたい材料には事欠かず、ドルは上値の重い動きとなるだろう。今晩に開かれる欧州中央銀行(ECB)理事会で7会合連続の利下げが決まればユーロ売り・ドル買いが流入し、つれて対円でもドルが買われる可能性があるものの、不透明要因が多いことから一方向には持ち高を傾けにくい。

 なお、今晩には前週分の米新規失業保険申請件数、4月の米貿易収支、1~3月期の米労働生産性指数(改定値)の発表があるほか、クグラー米連邦準備理事会(FRB)理事の講演が予定されている。

出所:MINKABU PRESS

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