話題株ピックアップ【夕刊】(3):スターシーズ、GLOE、メタリアル

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材料

■スターシーズ <3083>  1,044円   +150 円 (+16.8%) ストップ高   本日終値
 スターシーズ<3083>が急騰。同社は3日の取引終了後、中国・上海に本社を置く蓄電池メーカーのロベステック社との間で、業務提携契約を締結すると発表。これを材料視した買いが入ったようだ。日本国内の50カ所のサイトに対し、合計400メガワット時の製品を供給。今後3年間で75億円の売り上げを見込む。スターシーズは系統用蓄電池事業への参入は成長戦略の柱として最適だと判断した。

■GLOE <9565>  1,139円   +150 円 (+15.2%) ストップ高   本日終値
 GLOE<9565>がストップ高。共同通信が3日夜、「日本スポーツ協会が国民スポーツ大会でeスポーツを採用する検討に入ったことが3日、関係者への取材で分かった」と報じたことを受けて、eスポーツイベントの企画・運営を行う同社に思惑的な買いが向かったようだ。また、同社の親会社であるカヤック<3904>にも物色が波及している。

■メタリアル <6182>  582円   +51 円 (+9.6%)  本日終値
 メタリアル<6182>が大幅反発。3日の取引終了後、ネットワークリスク評価・サイバー対策レポート作成AIエージェント「Metareal サイバーセキュリティ」の提供を開始したと発表しており、好材料視された。同サービスは、金融機関の情報システム部門やITセキュリティの担当者、システム運用担当者、セキュリティアナリスト、CSIRTメンバー、サイバーリスク管理や監査対応を担う管理職・責任者などの利用を想定。生成AIを活用して「社内の監視ログや障害記録」と「最新のサイバー脅威・国際基準」など多様なデータを統合分析し、リスクの定量評価から具体的な対策案の自動提案、監査証跡の生成までをワンストップで実現する。これにより、従来の手作業や属人化を排除し、金融機関が求める高度な説明責任や規制対応、スピーディな意思決定を強力に支援するとしている。

■魁力屋 <5891>  1,930円   +125 円 (+6.9%)  本日終値
 魁力屋<5891>は高い。3日取引終了後、ラーメンなどの飲食ブランドを展開するグランキュイジーヌ(東京都中央区)の全株式を取得し、子会社化すると発表した。グランキュイジーヌは魁力屋が展開する商品とは異なるラインアップを擁しており、さまざまな事業シナジーを得る狙いがある。これが手掛かりとなった。

■マーケットE <3135>  1,693円   +96 円 (+6.0%)  本日終値
 マーケットエンタープライズ<3135>が大幅続伸。3日の取引終了後、株主優待品の内容について利用範囲を拡大すると発表しており、好材料視された。同社では、毎年6月末または12月末時点で5単元(500株)以上を保有する株主を対象に、変更前はデジタルギフトのなかから選択した1種類についてそれぞれ2万5000円分を贈呈していたが、変更後は選択できるデジタルギフトに「選べるお取り寄せグルメカード」や「ビットコイン by bitFlyer」「ビットコイン by CoinTrade」などを追加し、交換可能単位の合計がそれぞれ2万5000円分になるまで任意の種類、任意の回数交換できるようにした。

■売れるG <9235>  1,613円   +62 円 (+4.0%)  本日終値
 売れるネット広告社グループ<9235>が反発。3日の取引終了後、子会社である売れるD2C業界M&A社が、M&A事業やコンテンツマーケティング事業を展開するウィルゲート(東京都港区)とD2C業界に特化した戦略的業務提携を締結したと発表しており、好材料視された。D2Cに強みを持つ売れるGと成長支援に強みを持つウィルゲートの連携により、実需ドリブンかつ成果直結型のM&A支援スキームを本格稼働するとしている。なお、同件が業績に与える影響は現時点では軽微としている。

■ノバック <5079>  2,538円   +86 円 (+3.5%)  本日終値
 ノバック<5079>が続伸。3日の取引終了後、集計中の25年4月期単独業績について、営業利益が従来予想の6億8000万円から8億9000万円(前の期比9.9%増)へ、純利益が4億8000万円から6億円(同2.1倍)へ上振れ、減益予想から一転して営業増益で着地したようだと発表したことが好感された。売上高は従来予想の276億円に対して275億1000万円(同20.1%減)で着地と概ね計画通りだったが、完成工事における採算性が向上したことが利益を押し上げた。また、今年2月3日付でTOMTENを子会社化したことに伴い、25年4月期連結業績見込みを発表しており、売上高275億1000万円、営業利益8億6000万円、純利益5億7000万円とした。4月30日をみなし取得日としてTOMTENを連結子会社とし、貸借対照表のみを連結対象としたため、TOMTEN業績は織り込まれていないが、株式取得に関連した費用を単独業績では株式取得原価に含める一方、連結決算では費用として処理するため、単独との差異が生じた。

■ユニフォームネクスト <3566>  596円   +14 円 (+2.4%)  本日終値
 ユニフォームネクスト<3566>がしっかり。同社は3日の取引終了後、5月度の月次業績速報を開示した。5月度の売上高は前年同月比10.4%増の9億9300万円と増収基調を継続しており、好感されたようだ。熱中症対策の義務化の影響でファン付き作業服の販売が好調だった。春夏物の作業服などの販売が伸びたほか、医療スクラブの売上高も堅調に推移した。

■S&J <5599>  1,316円   +23 円 (+1.8%)  本日終値
 S&J<5599>が反発。3日の取引終了後、産業制御システム向けセキュリティー監視(OT SOC)サービスの更なる強化に向けて、アイディルートコンサルティング(東京都千代田区)との連携を開始したと発表しており、好材料視された。アイディルートコンサルティングは、チェンジホールディングス<3962>のグループ会社。近年、制御システム(OT)領域を狙ったサイバー攻撃が増加し、製造・インフラ・公共分野など多くの業界においてセキュリティー体制の強化が急務となっていることを踏まえ、S&Jはアイディルートのサービス展開を支援する。なお、具体的なサービス内容は準備が整い次第改めて公表する。

■ナルミヤ <9275>  1,285円   +22 円 (+1.7%)  本日終値
 ナルミヤ・インターナショナル<9275>が4日続伸。3日の取引終了後に発表した5月度の月次売上概況で、既存店売上高が前年同月比2.2%増と2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。ゴールデンウィークが天候に恵まれ、夏物商品の販売が順調に推移した。なお、全店売上高は同11.8%増だった。

●ストップ高銘柄
 データセクション <3905>  1,741円   +300 円 (+20.8%) ストップ高   本日終値
 ジャパンエン <6016>  4,825円   +700 円 (+17.0%) ストップ高   本日終値
 イシン <143A>  1,139円   +150 円 (+15.2%) ストップ高   本日終値
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

株探ニュース

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