話題株ピックアップ【夕刊】(1):良品計画、Uアローズ、任天堂
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■ダイト <4577> 1,066円 +82 円 (+8.3%) 本日終値 東証プライム 上昇率6位 ダイト<4577>が後場終盤に急伸した。4日午後3時、明治ホールディングス<2269>傘下のMeiji Seika ファルマ(東京都中央区)と、後発医薬品企業間による「新・コンソーシアム構想」の実現に向けた協業開始に合意したと発表。これが株価の刺激材料となったようだ。医薬品の安定供給の実現を図るため、構想に参画する複数の後発医薬品企業により、生産拠点の集約などを進める。取り組みの第1弾として、両社がそれぞれ販売する後発医薬品の生産拠点を集約する。 ■ハイレックス <7279> 1,693円 +107 円 (+6.8%) 本日終値 ハイレックスコーポレーション<7279>が急反発。3日の取引終了後、集計中の4月中間期連結業績について、売上高が従来予想の1479億円から1523億4700万円(前年同期比1.3%減)へ、営業利益が11億円から23億4300万円(同14.4倍)へ、純利益が9億円から17億7900万円(同9.3倍)へ上振れて着地したようだと発表した。米国や欧州では主要顧客の販売不振の影響で売上高が伸び悩んだものの、日本、韓国並びに中国では堅調に推移した。また、主に韓国、メキシコ並びに中国の子会社で原価低減、生産性向上及び人員抑制や経費削減などの合理化を推進したことなども寄与した。 ■良品計画 <7453> 5,928円 +259 円 (+4.6%) 本日終値 良品計画<7453>は続伸し年初来高値を更新した。3日の取引終了後に発表した5月度の国内売上高で、直営既存店とオンラインストアを合わせた売上高は前年同月比12.2%増となり、16カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。前年よりも土日祝日が1日多い影響がプラス2ポイント程度あったほか、生活雑貨及び食品が引き続き牽引した。また、衣服・雑貨も前年実績を上回った。なお、直営全店とオンラインストアを合わせた売上高は同22.0%増だった。 ■ユナイテッドアローズ <7606> 2,166円 +88 円 (+4.2%) 本日終値 ユナイテッドアローズ<7606>が続伸。3日の取引終了後に発表した5月度の売上概況(速報)で、小売りとネット通販を合わせた既存店売上高は前年同月比9.6%増と2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。前年に比べて気温が低い日が多かったものの、ジャケット、スーツ、パンツなどのビジネス用途のアイテムに加え、シャツ、カットソーなどの軽衣料、並びにシューズ、バッグなどの服飾雑貨が好調に推移した。また、前年に比べて休日が1日多かったことで1.4ポイント程度のプラス影響があったとしている。なお、4月の小売りとネット通販を合わせた既存店売上高は同2.6%増から同0.4%減へ下方修正されている。 ■エービーシー・マート <2670> 2,890円 +114.5 円 (+4.1%) 本日終値 エービーシー・マート<2670>が続伸。3日の取引終了後に発表した5月度売上高で既存店売上高が前年同月比9.9%増となり、3カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。全国的に気温が低めで、降雨が多かったものの、前年よりも土曜日が1日多い曜日並びだったことに加えて、ゴールデンウィークの集客が多かったことが寄与した。商品別では、スニーカーが売り上げを牽引。また、運動会需要によりキッズシューズやTシャツも好調だった。なお、全店売上高は同10.4%増だった。 ■アダストリア <2685> 2,886円 +110 円 (+4.0%) 本日終値 アダストリア<2685>が続伸。3日の取引終了後に発表した5月度の月次売上高で既存店売上高が前年同月比4.2%増となり、2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。前年に比べて休日が1日多かったことで1.8ポイントのプラス影響があったと試算されるほか、気温の上昇に伴い夏物商品の販売が好調に推移した。また、14日から22日に実施した会員向け20%ポイント還元キャンペーンも売り上げに寄与した。なお、全店売上高は同8.4%増だった。 ■牧野フライス製作所 <6135> 11,640円 +430 円 (+3.8%) 本日終値 牧野フライス製作所<6135>が急反発。アジア系の投資ファンドであるMBKパートナーズが3日の取引終了後、牧野フに対し非公開化を目的に1株1万1751円でTOB(株式公開買い付け)を開始する予定だと発表した。牧野フの株価はTOB価格にサヤ寄せする動きをみせた。買付予定数の下限は1559万2300株で、上限は設定しない。今年12月上旬までをメドにTOBを開始する方針。TOB成立後、一連の手続きを経て、牧野フは上場廃止となる見込み。牧野フはTOBに対し賛同の意見を表明した。東京証券取引所は3日、牧野フを監理銘柄(確認中)に指定した。 ■清水建設 <1803> 1,610円 +55.5 円 (+3.6%) 本日終値 清水建設<1803>が反発し、1991年以来の高値圏に浮上した。SMBC日興証券が3日、清水建の目標株価を1500円から1780円に増額修正した。完成工事総利益率の向上や開発事業の利益増加により、中期経営計画の営業利益目標は達成すると予想。政策保有株式の縮減目標について、他の大手ゼネコンよりも意欲的であるとも評価した。同証券は清水建の27年3月期最終利益予想を従来の975億円から1000億円に引き上げた。投資評価は3段階で真ん中の「2」を継続している。 ■任天堂 <7974> 12,090円 +395 円 (+3.4%) 本日終値 任天堂<7974>が4日ぶりに反発した。同社は翌5日、新型ゲーム機「ニンテンドースイッチ2」を発売する。抽選販売では応募者が殺到したこともあって、ヒットを期待する向きは多いようだ。今後は国内メディアなどで「スイッチ2」の露出が増えると想定されるなか、発売前日のきょう、先回りをして物色する動きが広がったようだ。 ■エクサウィザーズ <4259> 489円 +12 円 (+2.5%) 本日終値 エクサウィザーズ<4259>は続伸。この日昼ごろ、業務データに関する回答品質をAIエージェントで継続的に改善できる「RAGエージェント」の提供を開始すると発表した。大量の社内文書を適切に処理して読み込んだり、運用中の精度検証を自動化したりすることで高精度なRAGのサービスを迅速に構築し、容易に運用できるようになるという。これが手掛かりとなったようだ。 株探ニュース