話題株ピックアップ【昼刊】:Uアローズ、牧野フ、良品計画
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■ハイレックス <7279> 1,735円 +149 円 (+9.4%) 11:30現在 3日に業績修正を発表。「上期経常を54%上方修正」が好感された。 ハイレックスコーポレーション <7279> [東証S] が6月3日大引け後(15:30)に業績修正を発表。25年10月期第2四半期累計(24年11月-25年4月)の連結経常利益を従来予想の21億円→32.4億円(前年同期は19.8億円)に54.3%上方修正し、増益率が5.6%増→62.9%増に拡大する見通しとなった。 ■ユナイテッドアローズ <7606> 2,159円 +81 円 (+3.9%) 11:30現在 ユナイテッドアローズ<7606>が続伸している。3日の取引終了後に発表した5月度の売上概況(速報)で、小売りとネット通販を合わせた既存店売上高は前年同月比9.6%増と2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感されている。前年に比べて気温が低い日が多かったものの、ジャケット、スーツ、パンツなどのビジネス用途のアイテムに加え、シャツ、カットソーなどの軽衣料、並びにシューズ、バッグなどの服飾雑貨が好調に推移した。また、前年に比べて休日が1日多かったことで1.4ポイント程度のプラス影響があったとしている。なお、4月の小売りとネット通販を合わせた既存店売上高は同2.6%増から同0.4%減へ下方修正されている。 ■牧野フライス製作所 <6135> 11,630円 +420 円 (+3.8%) 11:30現在 牧野フライス製作所<6135>が急反発した。アジア系の投資ファンドであるMBKパートナーズが3日の取引終了後、牧野フに対し非公開化を目的に1株1万1751円でTOB(株式公開買い付け)を開始する予定だと発表した。牧野フの株価はTOB価格にサヤ寄せする動きをみせた。買付予定数の下限は1559万2300株で、上限は設定しない。今年12月上旬までをメドにTOBを開始する方針。TOB成立後、一連の手続きを経て、牧野フは上場廃止となる見込み。牧野フはTOBに対し賛同の意見を表明した。東京証券取引所は3日、牧野フを監理銘柄(確認中)に指定した。 ■アダストリア <2685> 2,874円 +98 円 (+3.5%) 11:30現在 アダストリア<2685>が続伸している。3日の取引終了後に発表した5月度の月次売上高で既存店売上高が前年同月比4.2%増となり、2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感されている。前年に比べて休日が1日多かったことで1.8ポイントのプラス影響があったと試算されるほか、気温の上昇に伴い夏物商品の販売が好調に推移した。また、14日から22日に実施した会員向け20%ポイント還元キャンペーンも売り上げに寄与した。なお、全店売上高は同8.4%増だった。 ■エービーシー・マート <2670> 2,864.5円 +89 円 (+3.2%) 11:30現在 エービーシー・マート<2670>が続伸している。3日の取引終了後に発表した5月度売上高で既存店売上高が前年同月比9.9%増となり、3カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。全国的に気温が低めで、降雨が多かったものの、前年よりも土曜日が1日多い曜日並びだったことに加えて、ゴールデンウィークの集客が多かったことが寄与した。商品別では、スニーカーが売り上げを牽引。また、運動会需要によりキッズシューズやTシャツも好調だった。なお、全店売上高は同10.4%増だった。 ■良品計画 <7453> 5,803円 +134 円 (+2.4%) 11:30現在 良品計画<7453>は続伸し年初来高値を更新した。3日の取引終了後に発表した5月度の国内売上高で、直営既存店とオンラインストアを合わせた売上高は前年同月比12.2%増となり、16カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。前年よりも土日祝日が1日多い影響がプラス2ポイント程度あったほか、生活雑貨及び食品が引き続き牽引した。また、衣服・雑貨も前年実績を上回った。なお、直営全店とオンラインストアを合わせた売上高は同22.0%増だった。 ■栄研化学 <4549> 2,023円 +37 円 (+1.9%) 11:30現在 栄研化学<4549>が3日ぶりに反発した。3日の取引終了後、英ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンドらによる栄研化の共同保有割合が25.77%から26.78%に上昇したことが明らかとなり、思惑視されたようだ。同日に提出された変更報告書によると、ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンドの保有目的の項目には「投資及び経営陣に対する経営の助言並びに状況に応じて重要提案行為等を行うこと」などと記載されている。報告義務発生日は5月27日。 ■ファーストリテイリング <9983> 48,980円 +790 円 (+1.6%) 11:30現在 ファーストリテイリング<9983>が続伸している。3日の取引終了後に発表した5月度の国内ユニクロ売上速報で、既存店とEコマースを合わせた売上高が前年同月比13.1%増となり、2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感されている。客数が同12.5%増となり全体を牽引したほか、客単価も同0.5%増と上昇した。ゴールデンウィーク商戦や感謝祭が盛況だったことに加え、通年商品や新商品を打ち出し、販売が好調だった。 ■アドバンテスト <6857> 7,369円 +92 円 (+1.3%) 11:30現在 アドバンテスト<6857>とディスコ<6146>が続伸している。前日の米株式市場で、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は2.7%高となった。エヌビディアに対する証券会社による強気評価が伝わり、同社株は3%近く上昇。時価総額でマイクロソフト を抜き、世界首位に返り咲いた。エヌビディア関連と位置付けられるアドテストとディスコの株価に対し浮揚力を与える要因となったようだ。米国の半導体株の頑強な動きを支えに、東京エレクトロン<8035>やSCREENホールディングス<7735>、KOKUSAI ELECTRIC<6525>なども堅調に推移している。 ■豊田自動織機 <6201> 16,095円 -2,305 円 (-12.5%) 11:30現在 東証プライム 下落率トップ 豊田自動織機<6201>はウリ気配スタート。3日取引終了後、トヨタグループのトヨタ不動産から非公開化を目的としたTOBを受けたことを明らかにした。TOB価格は1株1万6300円。足もとの株価がこれを上回っていたため、サヤ寄せする格好で水準を切り下げている。トヨタ不動産が今後設立する予定の会社(公開買い付け親会社とその傘下の公開買い付け者)を通じてTOBを行う。公開買い付け親会社にはトヨタ自動車<7203>の豊田章男会長も出資する見通し。買い付け予定数は2億2637万4702株(下限1億2621万6300株、上限設定なし)、12月上旬をメドに開始する。 ■クレハ <4023> 3,140円 -270 円 (-7.9%) 11:30現在 東証プライム 下落率2位 クレハ<4023>が大幅続落している。3日の取引終了後、5月12日に発表した上限を560万株(自己株式を除く発行済み株数の11.26%)、または150億円とする自社株買いを中止し、新たに上限を1000万株(同20.66%)、または350億円とする自社株買いを実施すると発表した。ただ、同時に1000万株を上限に4日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による買い付けを行うとしたことで、需給面へのインパクトの期待感が後退する形となっているもようで、これが売りにつながっている。 ■EduLab <4427> 333円 +56 円 (+20.2%) 11:30現在 EduLab<4427>が急伸している。この日、グループ会社である教育測定研究所が、文部科学省が実施する「セキュアな環境における生成AIの校務利用の実証研究事業」における業務を受託したと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。受託したのは、「生成AIの校務での活用に関する実証研究の支援・分析・成果とりまとめ、諸課題の調査・検証」に関する業務。教職員の働き方改革やDXの推進に貢献していくとしている。 ■スターシーズ <3083> 1,044円 +150 円 (+16.8%) ストップ高 11:30現在 スターシーズ<3083>がカイ気配スタート。同社は3日の取引終了後、中国・上海に本社を置く蓄電池メーカーのロベステック社との間で、業務提携契約を締結すると発表。これを材料視した買いが入ったようだ。日本国内の50カ所のサイトに対し、合計400メガワット時の製品を供給。今後3年間で75億円の売り上げを見込む。スターシーズは系統用蓄電池事業への参入は成長戦略の柱として最適だと判断した。 ■GLOE <9565> 1,139円 +150 円 (+15.2%) ストップ高 11:30現在 GLOE<9565>がストップ高の1139円に買われている。共同通信が3日夜、「日本スポーツ協会が国民スポーツ大会でeスポーツを採用する検討に入ったことが3日、関係者への取材で分かった」と報じたことを受けて、eスポーツイベントの企画・運営を行う同社に思惑的な買いが向かっているようだ。また、同社の親会社であるカヤック<3904>にも物色が波及している。 ■TOKYO BASE <3415> 381円 +47 円 (+14.1%) 11:30現在 東証プライム 上昇率トップ TOKYO BASE<3415>は大幅高で年初来高値更新。3日取引終了後、5月度の月次売り上げ速報を発表。全社売上高合計が前年同月比25.6%増、既存店ベースでも同19.2%増となった。引き続きインバウンドが好調に推移していることや夏物アイテムを充実させたことが寄与した。これを好感した買いが集まっている。 ●ストップ高銘柄 イシン <143A> 1,139円 +150 円 (+15.2%) ストップ高 11:30現在 など、3銘柄 ●ストップ安銘柄 なし 株探ニュース