外為サマリー:戻り待ちの売りで一時143円70銭台に伸び悩む
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4日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=143円99銭前後と前日の午後5時時点に比べて1円20銭弱のドル高・円安となっている。 3日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=143円97銭前後と前日に比べ1円25銭程度のドル高・円安で取引を終えた。同日に発表された4月の米雇用動態調査(JOLTS)で、非農業部門の求人件数が市場予想を上回ったことなどを手掛かりに一時144円11銭まで上伸した。 米景気悪化懸念が後退するなか、この日の東京市場のドル円相場も堅調なスタート。米ホワイトハウスのレビット報道官が3日の記者会見で、トランプ政権がすべての貿易相手国に向けて関税交渉の加速を催促する手紙を送ったことを明らかにし、関税交渉の進展が期待されていることがドル買いにつながっている面もようだ。ただ、144円台では戻り待ちの売りも出やすく、午前9時20分ごろには143円78銭まで伸び悩む場面があった。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1382ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0030ドル強のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=163円90銭前後と同90銭弱のユーロ高・円安で推移している。 出所:MINKABU PRESS