<動意株・3日>(大引け)=内田洋、インスペック、ビューテHDなど
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内田洋行<8057.T>=大幅反発で新値街道まい進。2日の取引終了後、25年7月期の連結業績予想について、売上高を3070億円から3270億円(前期比11.7%増)へ、営業利益を105億円から118億円(同26.3%増)へ、純利益を75億円から86億円(同22.9%増)へ上方修正したことが好感されている。公共市場で、26年度に本格化する自治体システム標準化対応やGIGAスクール端末更新が進むなか、25年度に先行する案件を第3四半期に獲得したことや、学校を結ぶネットワーク構築案件が好調なことなどが売上高・利益を押し上げる。また、民間市場でのICT需要、オフィス環境需要が順調に推移していることも寄与する。 インスペック<6656.T>=急速人気でストップ高。2日の取引終了後、複数の国内企業から高性能半導体パッケージ基板検査装置などの大型受注を獲得したと発表しており、これを好感した買いが流入している。受注したのは最先端のAI半導体製品に使用される超ハイエンド基板などを検査対象とした製品で、受注金額は総額約4億6000万円。26年4月期中に納入予定であるため、6月13日発表予定の26年4月期業績予想に織り込む予定としている。 ビューティカダンホールディングス<3041.T>=年初来高値にらみ強含む。この日午後0時30分ごろ、2025年株主優待制度の変更に伴い、熊本県山鹿市の生産者との間で株主優待向け熊本県産米の供給に関する契約を締結したと発表した。優待品の品質と安定供給を確保するため。これが材料視されているようだ。 マイクロアド<9553.T>=3日続伸で新高値。同社はきょう、中国・深センを拠点にTikTok(ティックトック)ライブコマースの運営代行事業を行っているピンスペースグループと、合弁会社「IZULCA(イヅルカ)」を設立すると発表。これが材料視されているようだ。ピンスペースが持つTikTok Shopでの販売実績と、マイクロアドのマーケティングの知見を生かし、ピンスペースの日本におけるソーシャルコマース市場(SNSとEコマースを組み合わせ、SNS上で商品やサービスを販売・促進するマーケティング手法)への参入を総合的に支援するとしている。 True Data<4416.T>=切り返し急でストップ高。2日の取引終了後、博報堂DYホールディングス<2433.T>傘下の博報堂や、NTT<9432.T>子会社のNTTドコモグループ企業であるDearOne(東京都港区)と共同で、顧客体験を向上するためのソリューションの提供を始めると発表。今後の収益貢献を期待した買いが入ったようだ。博報堂はUI/UX設計や企画提案、統合メディアマーケティング企画を支援。DearOneがアプリ開発などを担い、トゥルーDのリテールデータ活用プラットフォームをもとに、アプリ会員のニーズに合致した情報配信を図る。リテールデータやリテールメディア、リテールアプリの統合により、顧客体験を高められるように支援する。 ミライロ<335A.T>=物色人気にストップ高。2日取引終了後、新規事業としてデジタル障害者手帳「ミライロID」の世界展開に向け、障害のある訪日外国人に対応した「ミライロID Global」(仮称)を開始すると発表した。ミライロIDが大阪・関西万博のチケット購入時や入場時の本人確認書類に採用されたことを契機に、障害のある訪日外国人から問い合わせが増加しているため。サービス開始日は2026年中(未定)としている。これが買い材料視されている。 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。 出所:MINKABU PRESS