「親子上場」が3位、引き続き高い関心集める<注目テーマ>
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★人気テーマ・ベスト10 1 下水道 2 防衛 3 親子上場 4 人工知能 5 量子コンピューター 6 サイバーセキュリティ 7 半導体 8 データセンター 9 宇宙開発関連 10 仮想通貨 みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「親子上場」が3位と上位をキープしている。 親子上場のテーマが高い関心を集めている。日本電信電話<9432.T>や三菱商事<8058.T>、イオン<8267.T>といった大手企業による上場子会社へのTOBがここ最近相次いだことがきっかけだ。先月中旬には、ゼネコン大手の清水建設<1803.T>が連結子会社の日本道路<1884.T>を非公開化すべくTOBを発表。インフラ更新案件の受注拡大などシナジー創出を図る狙いがあるとみられる。 少数株主との利益相反リスクへの懸念から親子上場解消の流れは強まりつつあるが、それでも株式市場には依然として未解消の企業は多い。ソフトバンクグループ<9984.T>やGMOインターネットグループ<9449.T>など一部流れに逆行するような企業もあるが、全体としては引き続き解消の動きが進んでいくことだろう。関連銘柄からは目が離せない。 子会社を含む関連企業を数多く抱える企業が多いセクターが注目となる。前述の三菱商をはじめとする商社株のほか、グループ再編推進中のトヨタ自動車<7203.T>を筆頭とする自動車株、割安株の宝庫として知られる日本製鉄<5401.T>などの鉄鋼株をマークしておきたい。 出所:MINKABU PRESS