リネットJが急反発、エボ ファンドと自社株価予約取引に係る契約締結
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リネットジャパングループ<3556.T>が急反発し年初来高値を更新している。2日の取引終了後、ケイマン諸島に拠点を置くエボリューション・ファイナンシャル・グループの投資ファンド「エボ ファンド」と、自社株価予約取引に係る契約を締結すると発表しており、好材料視されている。 自社株価予約取引は、取引当初時の時価に基づいた「先渡価格」をあらかじめ設定し、基本的に将来の契約終了時点の株価に基づく「終了時基準価格」と先渡価格との差額のみを精算(差金決済)する取引。同社では株主還元策の一環として、自社株買いによる取得を検討していたが、利益剰余金がマイナスであるため、自社株買いを行うことができない状況にある一方、リサイクル事業における来期計上の受注が一定程度のメドが立ち、来期からの業績拡大の可能性が高いことから、株主還元策の一環として同取引を実施するとしている。なお、同件による影響は、合理的な算出が困難であるとして業績予想には織り込んでいないという。 出所:MINKABU PRESS