株価指数先物【引け後】 25日線を支持線に200日線突破を想定したロング対応
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大阪6月限 日経225先物 37490 -470 (-1.23%) TOPIX先物 2778.5 -19.0 (-0.67%) 日経225先物(6月限)は前日比470円安の3万7490円で取引を終了。寄り付きは3万7610円と、シカゴ日経平均先物(3万7705円)にサヤ寄せする形から、売り先行で始まった。直後につけた3万7640円を高値にショート優勢となり、前場中盤にかけて3万7450円まで下落。 売り一巡後は3万7550円まで下げ渋る動きをみせたが、前場終盤にかけて再びショートが強まり、ランチタイムで3万7330円まで下げ幅を広げた。その後は下げ渋る動きをみせたものの、後場中盤以降は3万7450円~3万7500円処で保ち合いが続いた。 日経225先物は売り先行で始まり、前場中盤にかけて200日移動平均線(3万7520円)を割り込んだ。ただし、ランチタイムで3万7330円まで売られ、25日線(3万7210円)に接近する場面もみられたが、積極的にショートを仕掛けてくる動きは限られた。 後場中盤以降は200日線近辺での保ち合いであり、グローベックスのS&P500、ナスダック100先物はマイナス圏での推移が続いていたほか、台湾加権指数、香港ハンセン指数なども下落するなかで、模様眺めムードが強まったようである。 25日線は上向きで推移しており、ナイトセッションでは3万7310円に上昇してきた。同線が支持線として機能するかを見極めつつ、200日線突破を想定した押し目狙いのロング対応を意識しておきたい。 25日線と200日線とのゴールデンクロスが接近しており、底堅さをみせたいところであろう。一方で、25日線を割り込んでくるようだと、75日線(3万6670円)が射程に入ってくるため、ショートを誘う可能性がありそうだ。 ボリンジャーバンドは足もとで収斂しており、中心値(25日)をキープできれば、+1σが位置する3万8000円および+2σの3万8660円へのトレンドに向かわせよう。一方で、-1σは75日線水準で推移している。 NT倍率は先物中心限月で13.49倍に低下した。ボリンジャーバンドの-1σ(13.55倍)を割り込んで始まると、-2σ(13.46倍)に接近してきた。-2σまで下げてきたことでリバランスが入りやすい水準である。ただし、短期的に-3σ(13.37倍)辺りに接近する形で、NTショートに振れる場面はありそうだ。 手口面(6月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が1万6028枚、ソシエテジェネラル証券が1万0138枚、サスケハナ・ホンコンが3498枚、バークレイズ証券が2941枚、JPモルガン証券が1536枚、野村証券が1309枚、モルガンMUFG証券が1148枚、ゴールドマン証券が1108枚、日産証券が937枚、SBI証券が841枚だった。 TOPIX先物はABNクリアリン証券が1万8753枚、ソシエテジェネラル証券が1万8433枚、JPモルガン証券が5444枚、バークレイズ証券が4235枚、ゴールドマン証券が2967枚、モルガンMUFG証券が2813枚、ドイツ証券が2659枚、みずほ証券が2657枚、ビーオブエー証券が1884枚、野村証券が1235枚だった。 株探ニュース