JCRファが一時S高、新たな遺伝子治療法確立が刺激材料に
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JCRファーマ<4552.T>が一時ストップ高の水準となる前営業日比100円高の641円に買われた。2日、東京慈恵会医科大学の研究チームが、順天堂大学やJCRファと共同で、治療たんぱく質を脳に輸送する新たな遺伝子治療法を確立したと発表。これが株価の刺激材料になったようだ。遺伝子疾患のGM1ガングリオシドーシスに対する遺伝子治療法で、遺伝子治療用ベクターとして抗体融合酵素を発現するアデノ随伴ウイルス(AVV)ベクターを開発。モデルマウスに対して治療を行ったところ、生化学的・病理学的・行動学的に有効性を実証したという。今後、研究の臨床応用に向けた検討を進める方針。ライソゾーム病や神経変性疾患への応用が期待できるとしている。 出所:MINKABU PRESS