10万円以下で買える、財務健全&低PBR 27社【プライム】編 <割安株特集>

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コラム

 少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。SBI証券と楽天証券のネット証券大手2社が株式の売買手数料無料化を打ち出すなど、投資家は手数料を気にせずに売買することが可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、赤字決算や無配の企業も数多くあることには注意が必要だ。

 東証プライム上場企業では302銘柄が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、財務体質の安全性を見る指標の1つである「株主資本比率」に注目してみた。株主資本は株主からの払込金と、過年度からの利益の蓄積で構成される。負債とは異なり返済・支払を必要としない資金であるため、総資産に対する比率が高いほど財務の安定性が高いとされる。また、割安株という観点からPBR(株価純資産倍率)が理論上の解散価値である1倍を下回る銘柄に絞り込んだ。

 下表は東証プライム上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)株主資本比率が60%以上、(3)PBRが1倍未満――を条件に投資妙味が高まる27社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PBRは30日現在)

 なお、6月1日(日)16時00分に「10万円以下で買える、財務健全・低PBR【スタンダード】編」を配信する予定です。ご期待下さい。

          最低投資 株主資本    
コード 銘柄名      金額   比率   PBR
<1786> オリエン白石  36700   66.1  0.94
<6480> トムソン    52000   62.6  0.48
<6986> 双葉電     54800   76.3  0.30
<7600> 日本MDM   55500   73.3  0.59
<5957> 日東精     56300   60.8  0.60

<5408> 中山鋼     63700   71.6  0.32
<4548> 生化学     64600   87.3  0.48
<7955> クリナップ   66900   63.1  0.42
<6157> 日進工具    69000   91.4  0.94
<6167> 冨士ダイス   71300   81.0  0.68

<3580> 小松マテーレ  73300   74.6  0.73
<6140> 旭ダイヤ    73400   80.7  0.60
<4974> タカラバイオ  79100   92.2  0.82
<7347> マーキュリア  79600   82.8  0.94
<7820> ニホンフラ   82700   71.4  0.62

<9990> サックスバー  83500   73.3  0.82
<5959> 岡部      85400   69.6  0.64
<7762> シチズン    86600   61.6  0.83
<6222> 島精機     87900   78.2  0.39
<6143> ソディック   90700   60.3  0.56

<2935> ピックルス   91400   61.0  0.62
<8141> 新光商     93000   64.6  0.54
<6118> アイダ     94500   68.0  0.65
<4251> 恵和      96400   72.2  0.81
<6279> 瑞光      97000   65.3  0.75

<6418> 日金銭     98400   64.9  0.83
<4577> ダイト     98500   67.2  0.57

※単位は、最低投資金額は円、株主資本比率が%、PBRは倍。
※通期予想が最終赤字、無配・配当未定の銘柄は除いた。

株探ニュース

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