HEROZ、前期最終を一転赤字に下方修正

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決算

 HEROZ <4382> [東証S] が5月29日大引け後(15:30)に業績修正を発表。25年4月期の連結最終損益を従来予想の0.3億円の黒字→1.7億円の赤字(前の期は11.3億円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した11-4月期(下期)の連結最終損益も従来予想の1.4億円の黒字→0.5億円の赤字(前年同期は11億円の赤字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 当社グループは、「AI革命を起こし、未来を創っていく」をビジョンとして掲げ、BtoC事業ではオンライン将棋対戦ゲーム「将棋ウォーズ」、BtoB事業では金融・建設・エンタメ領域をはじめとしたAIソリューション開発や法人向け生成AI「HEROZ ASK」などのサービスを展開しております。当社グループの事業領域であるAI市場並びに、AI BPaaS市場・SaaS市場は引き続き拡大基調にあり、既存事業の成長に加えて新規事業の開発・育成にも注力しております。市場環境が堅調に推移する中、各新規事業の立ち上げに伴う先行投資が今期は期初の想定を上回る水準で推移したこと、下期に計上を予定していたBtoB事業にかかる売上が案件計上時期の遅れ等により2026年4月期への計上となったこと、さらに、グループ会社の株式会社ストラテジットで計上していたソフトウェアの一部に関して、特別損失(減損損失)を計上することとなったこと等により、売上高及び各種段階利益が期初の業績予想を下回る見通しとなったことから、業績予想を変更いたしました。しかしながら、2026年4月期においては、既存事業の安定した成長と新規事業の成果が徐々に顕在化する見通しであり、AI市場・SaaS市場の拡大を追い風に、事業基盤の強化が見込まれます。今後も市場の成長を最大限に活かし、持続的な成長を目指してまいります。株主・投資家の皆様にはご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申し上げますとともに、引き続きのご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。なお、上記の特別損失も含め、2025年4月期の連結業績については、当社監査法人と最終協議中であり、今後、開示すべき事項が発生した場合には、改めて速やかにお知らせいたします。

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