<動意株・29日>(前引け)=A&Dホロン、売れるG、ネクセラ
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A&Dホロンホールディングス<7745.T>=上値指向強める。注目された米エヌビディア<NVDA>の決算は売上高・利益ともにコンセンサスを上回る好調な内容で、時間外取引で大きく買われたことで東京市場でも半導体周辺株全般に風向きは順風となっている。そのなか、同社は先端半導体の測定などで必須となる電子ビーム技術に定評があり、特に走査型電子顕微鏡の応用装置で主力製品となっているCD―SEMでは大手半導体メーカーを中心に引き合いが旺盛。今期予想も含め営業利益は過去最高更新基調を続けている。28年3月期を最終年度とする中期経営計画では営業利益段階で117億円(前期実績88億1300万円)を見込むが、長期ビジョンの数値目標も開示しており、2035年3月期に営業利益段階で300億円を設定している。時価予想PERはわずかに8倍前後にとどまっており、投資指標面からも中長期的に大幅な株価水準訂正が見込まれる状況にある。 売れるネット広告社グループ<9235.T>=戻り足加速。前週21日に1389円の戻り高値形成後は調整局面に移行していたが、今週は前日まで3日続伸し5日移動平均線を再び上回るなど戻り足を鮮明としていた。きょうは一気に買いの勢いが増している。東証が29日売買分から信用取引の臨時措置を解除し、日証金も増担保金徴収措置を解除したことが株式需給面でポジティブ視されている。また、同社は28日取引終了後にM&A仲介・アドバイザリー事業を展開するエムレイス(東京都中央区)と戦略的業務提携を締結したことを発表しており、これも投資資金攻勢の手掛かり材料となっている。 ネクセラファーマ<4565.T>=大幅高。同社はきょう、創出している「NBI-1117568」について、提携先のニューロクライン・バイオサイエンシズが米アリゾナ州で開催中の2025年度米国臨床精神薬理学会(ASCP)年次総会で、成人の統合失調症患者を対象としたフェーズ2試験に関する新たな良好なデータを発表したことを明らかにしており、これが株価を刺激しているようだ。 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。 出所:MINKABU PRESS