外為サマリー:一時146円10銭台に上伸、トランプ関税差し止め報道で
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29日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=146円11銭前後と前日の午後5時時点に比べて2円00銭弱のドル高・円安となっている。 28日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=144円84銭前後と前日に比べ50銭程度のドル高・円安で取引を終えた。米長期金利が上昇するなか、日米金利差の拡大が意識され一時145円08銭まで上伸した。 この日の東京市場ではリスク選好のドル買い・円売りが強まっている。ロイター通信などが朝方に「米国際貿易裁判所は28日、トランプ大統領が解放の日と位置付けて4月2日に発表した貿易相手国に対する関税を差し止めた」と報じたことを受け、米関税政策を巡る過度な警戒感が和らいでいるようだ。トランプ政権が判決に対して控訴すると表明したことが伝えられているが、ドル円相場は午前9時50分すぎに146円10銭台に乗せた。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1234ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0090ドル強のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=164円14銭前後と同90銭弱のユーロ高・円安で推移している。 出所:MINKABU PRESS