旭化成が4日続伸、アクリル樹脂など4事業からの撤退を発表
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旭化成<3407.T>が4日続伸している。同社は27日の取引終了後、メタクリル酸メチル(MMA)モノマーや、シクロヘキシルメタクリレート(CHMA)、アクリル樹脂、SBラテックスの事業から撤退すると発表した。また、アセトニトリルの供給体制の再構築に伴い、川崎精製工場の閉鎖を決定した。選択と集中による収益力の向上を期待した買いが株価をサポートしたようだ。対象事業の25年3月期売上高は346億3500万円。対象の製品群の事業に携わる従業員については、社内での再配置を予定している。26年3月期に事業構造改善費用として約250億円を特別損失に計上する見通し。今期の業績予想には織り込み済みとしている。川崎製造所ではイオン交換膜法食塩電解事業や水素関連事業の最重要拠点と位置づけ、経営資源を集中していく。 出所:MINKABU PRESS