株価指数先物【昼】 200日線までのリバウンドで達成感も
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日経225先物は11時30分時点、前日比160円高の3万7350円(+0.43%)前後で推移。寄り付きは3万7200円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万6855円)を上回り、小幅ながら買い先行で始まった。直後につけた3万7170円を安値にロング優勢の流れとなり、中盤にかけて3万7510円まで上げ幅を広げた。終盤にかけては利食いの動きとなったが、3万7350円辺りでの底堅さがみられている。 トランプ米大統領が欧州委員会のフォンデアライエン委員長との電話会談後、欧州連合(EU)に対する50%の関税発動期限を7月9日まで延長すると報じられた。この報道を受けてグローベックスの米株先物が上昇。東京市場においても買いが先行する形になった。中盤にかけて200日移動平均線(3万7510円)まで上げ幅を広げたが、26日の米国市場は休場で市場参加者が限られるなかにおいては、短期的には達成感が意識されやすいだろう。同線突破を仕掛けてくる動きは期待しにくいと考えられ、持ち高調整の動きになりそうだ。 NT倍率は先物中心限月で13.60倍に上昇して推移。一時13.55倍まで下げる場面もあったが、ボリンジャーバンドの+1σ(13.54倍)が支持線として機能した。ただし、その後13.62倍まで切り返したが、上値は25日線(13.63倍)に抑えられているため、スプレッドは狙いにくいだろう。 株探ニュース