外為サマリー:米関税政策に対する過度な懸念和らぎ一時143円00銭に持ち直す
外為サマリー:米関税政策に対する過度な懸念和らぎ一時143円00銭に持ち直す
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26日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=142円56銭前後と前週末の午後5時時点に比べて75銭程度のドル安・円高となっている。 23日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=142円56銭前後と前日に比べ1円45銭程度のドル安・円高で取引を終えた。トランプ米大統領が自身のSNSに「欧州連合(EU)が米国との貿易交渉で譲歩しなければ、6月1日から50%の関税を課すべきだ」と投稿し、関税政策を巡る不透明感が強まるなか一時142円42銭まで軟化した。 ただ、トランプ氏は25日に行ったEUのフォンデアライエン欧州委員長との電話協議を受け、同日にEUに対する50%の関税発動期限を7月9日まで延期すると表明。過度な懸念が和らぐなか、この日の東京市場のドル円相場は朝方に143円07銭まで持ち直す場面があった。ただ、トランプ米政権の減税政策が米財政収支を悪化させるとの警戒感が根強いことから、ドルは買い一巡後に上値が重くなっている。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1397ドル前後と前週末の午後5時時点に比べて0.0060ドル弱のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=162円48銭前後と同2銭程度のユーロ安・円高で推移している。 出所:MINKABU PRESS