２３日の米株式市場の概況、ＮＹダウ４日続落　対ＥＵ関税表明で心理悪化

　２３日の米株式市場では、ＮＹダウが前日比２５６．０２ドル安の４万１６０３．０７ドルと４日続落した。トランプ米大統領が欧州連合（ＥＵ）に対し、５０％の関税を課す考えを表明。投資家心理を下向かせる要因となった。

　ナイキ＜NKE＞やインテル＜INTC＞が軟調に推移。デッカーズ・アウトドア＜DECK＞が急落した。半面、シェブロン＜CVX＞とコカ・コーラ＜KO＞がしっかり。ＵＳスチール＜X＞が大幅高となり、インフォマティカ＜INFA＞やオクロ＜OKLO＞、ニュースケール・パワー＜SMR＞が急伸した。

　ナスダック総合株価指数は１８８．５２ポイント安の１万８７３７．２０と反落した。アップル＜AAPL＞が売られ、エヌビディア＜NVDA＞が冴えない展開。メタ・プラットフォームズ＜META＞が安く、ゼロックス・ホールディングス＜XRX＞とロス・ストアーズ＜ROST＞が株価水準を大きく切り下げた。一方、インテュイット＜INTU＞やソーラーエッジ・テクノロジーズ＜SEDG＞、ナノ・ニュークリア・エナジー＜NNE＞が値を上げた。

出所：MINKABU PRESS