【今週読まれた記事】フェーズ転換にも冷静対応、“好悪材料”の人気爆発!

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コラム

 株探でその週によく読まれた記事を紹介する【今週読まれた記事】のコーナー、今週は5月17日から23日までの株探へのアクセス状況を元に人気の記事をご紹介します。

 先週までの鮮烈な上昇ターンが終わり、日本株市場は次のフェーズに入ったようです。日経平均株価は前週末比593円安の3万7160円と6週ぶりに反落。米格付け会社のムーディーズ・レーティングスが米債務問題を背景に米国債の格付けを引き下げ、これを機に債券安・通貨安・株安の“トリプル安”状態に。更にトランプ米大統領の大規模減税政策が米債務問題を一層拡大させる懸念が出ており、米国市場に暗雲が漂う状況となっています。

 とはいえ、これらの懸念に対する市場の反応は比較的冷静です。「米国の経済指標のうち、ハードデータに属するものは底堅い内容のものが相次いでいる」と指摘するのは<相場観特集>で見通しを伺ったアイザワ証券 投資顧問部 ファンドマネージャーの三井郁男氏。米債務問題も関税問題も米国景気の減退に繋がる恐れがあることが問題である以上、経済指標が明確な景気減退を示さない限り波乱は起きにくいと言えます。日本株については「企業による資本効率の向上機運が高まっている日本株は、マネーの受け皿となる可能性がある」と、米国に集中していたマネーが各国に分散した場合、日本株市場への流入加速が期待できると述べています。この記事は多くの方に読まれアクセスランキング上位入りとなりました。

 先週の日経平均3万8000円台乗せによって達成感が強まった結果、「その後の調整はセオリー通り」と語るのは人気相場コラム「富田隆弥の【CHART CLUB】 スピード調整、押し目狙い」の富田氏。「裁定買い残など需給が改善している日本株だけに、『ピーク』後の下げは深まらずに『3万7000円前後』を目安としたスピード調整で済むことも想定される」と目処を示しています。

 相場コラムは今週も多くのアクセスを獲得しました。インバウンド関連の息の長さを指摘して期待銘柄を複数挙げた「【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─『シンプル・イズ・ベスト』の銘柄選択!」はランキング6位と大人気に。そのほか以下の記事も上位入りとなっています。どの記事もお見逃しなく。

  【杉村富生の短期相場観測】 ─好業績、思惑内包、強い銘柄を攻める!
  【植木靖男の相場展望】 ─出処進退を早めるとき
  武者陵司「トランプ政権の真実像、『米国資本主義の隆盛』を目指しているのだろう」
  決算目前、「一生一緒にエヌビディア」は今後も通用するのか?<今中能夫の米国株ハイテク・ウォーズ>

  三井郁男氏【米格下げでムードは変わるか、この先の展望を聞く】 <相場観特集>


 今週のアクセスランキング首位は、引け後の材料を一覧で確認できる株探の看板記事「明日の好悪材料」。先週に続き2週連続の首位奪取となりました。「好悪材料」は決算や業績修正だけでなく、注目の提携や自社株買いなど企業の様々な開示情報を選りすぐって掲載。決算速報に特化した「★本日の【サプライズ決算】」と共に読むだけで翌日の対策は万全です。

  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (5月16日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (5月19日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (5月20日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (5月21日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (5月22日発表分)

  ★本日の【サプライズ決算】速報 (05月19日)
  ★本日の【サプライズ決算】速報 (05月20日)
  ★本日の【サプライズ決算】速報 (05月21日)
  ★本日の【サプライズ決算】速報 (05月22日)
  ※23日は「該当銘柄なし」

 ランキング2位は、先ごろ一巡した3月期決算発表から直近3ヵ月の25年1-3月期に過去最高益を更新し、かつ通期も最高益を見込む、いわゆる利益成長が“青天井”状況になっている銘柄にスポットライトを当てた大人気企画の第3弾「利益成長【青天井】銘柄リスト〔第3弾〕32社選出 <成長株特集>」が獲得。また、14~20日発表の決算を対象にした〔第4弾〕も、週半ばの木曜日配信にもかかわらず上位ランキング入りとなりました。

 スクリーニング特集では<割安株特集>も多くの支持を集めています。「【高配当利回り銘柄】ベスト30 <割安株特集> 5月21日版」「10万円以下で買える」シリーズなど定番記事がいずれも上位入り。また、今期業績見通しが好調かつ“低PBR×高配当利回り”の銘柄に注目した「リスク無尽の世界で存在感、『高配当利回り&バリュー』6銘柄選抜 <株探トップ特集>」がトップ10入りの人気となりました。

  10万円以下で買える、増収増益&低PBR 32社 【プライム】編 <割安株特集>
  10万円以下で買える、増収増益&低PBR 29社 【スタンダード】編 <割安株特集>


 投資テーマ関連では、関税問題で輸出企業に苦戦が目立つなか比較的影響を受けにくく、かつデジタルシフトの流れを捉えて好調さが目立つ「デジタルトランスフォーメーション(DX)」のテーマに乗る銘柄を追った「米国関税どこ吹く風、デジタルシフト大潮流に乗る『DX関連』5選 <株探トップ特集>」が5位にランクイン。そのほか以下の記事も上位入りとなっています。

  「AIバブル崩壊説」を吹っ飛ばす、先端技術で輝く生成AI関連 <株探トップ特集>
  「マールアラーゴ合意」に備えよ、国際秩序の刷新で選好すべき銘柄群 <株探トップ特集>
  大手企業のリストラ加速、ピンチこそ商機「転職関連株」に上昇機運 <株探トップ特集>


 今週の株探プレミアムコラムは2記事を配信。1記事目は4月1日から15日まで行った「個人投資家大調査-2025」のアンケート回答者へのインタビューを基にした「すご腕投資家さんに聞く『銘柄選び』の技」シリーズ。コロナ禍以降に資産を急拡大させ、現在は8億5000万円を運用する“シケモク投資家さん(ハンドルネーム)”の銘柄選びの技術を2回にわたってお届けしました。第1回「シケモク銘柄狙いで、コロナ以降に1億→8億円」では、シケモクさんが過去最大のリターンを上げた“住友不動産 <8830>”を例に、一見すると価値を見出しにくい“シケモク銘柄”に投資する上で重要な3つのポイントを徹底的に深掘りしていきます。

 “シケモクさん”編の最終回「『資産バリュー』一辺倒ではまずいと、トラスコ中山に注目した訳」では、“東証改革”の影響により従来の投資スタイルで勝ち続けることは難しいと考えたシケモクさんが新戦略として取り組み始めた「収益バリュー」狙いの投資スタイルに注目。今年の2月にポートフォリオに組み込んだトラスコ中山 <9830> を例に、第1回で挙げた手法をアレンジした銘柄選びのポイントを紹介。プレミアム非会員の方も1ページ目が無料でご覧いただけます。

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