話題株ピックアップ【夕刊】(3):イーロジット、シンクロ、スタティアH
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■イー・ロジット <9327> 287円 +23 円 (+8.7%) 一時ストップ高 本日終値 イー・ロジット<9327>が5営業日ぶりに反発。同社は22日取引終了後、定款の一部を変更すると発表。事業目的に「データセンターの運営及びこれに附帯するハードウェアもしくはソフトウェアの販売、貸与などの事業」などを追加するとしており、これが材料視されたようだ。これは今後の事業展開に備えたもので、このほかにも「医薬品の販売」「酒類の販売」を追加するとともに、株式の流動性の向上及び将来の事業拡大に備えた機動的な資金調達を可能にするために発行可能株式総数を1144万株から2800万株に変更する予定。なお、定款変更のための株主総会開催日は6月27日を予定している。 ■シンクロ・フード <3963> 503円 +40 円 (+8.6%) 本日終値 東証プライム 上昇率4位 シンクロ・フード<3963>は大幅高で3日続伸。22日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、香港に拠点を置く投資運用会社リム・アドバイザーズ社の保有割合が12.12%から13.48%に上昇したことが判明しており、これを受けて需給思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は純投資及び建設的な対話を基軸として企業価値及び株主価値の保全・向上のために重要提案行為などを行う可能性があるとしており、報告義務発生日は5月15日となっている。 ■スタティアH <3393> 2,600円 +195 円 (+8.1%) 本日終値 東証プライム 上昇率5位 スターティアホールディングス<3393>が3連騰し年初来高値を更新した。22日の取引終了後、26年3月期の配当予想について、中間54円・期末63円の年117円から中間54円・期末71円の年125円へ増額修正したことが好感されている。26年2月21日に創立30周年を迎えることを記念して、記念配当8円を実施する。同時に、28年3月期を最終年度とする中期経営計画を策定したと発表した。既存事業によるオーガニック成長を継続しつつ、M&A戦略を更に強化することで、顧客基盤の拡大と既存事業とのシナジー創出を図り、企業価値の最大化を目指すとしており、最終年度に売上高を既存事業290億円+M&Aシナジー領域80億円、営業利益を42億円+M&Aシナジー領域8億円を目指すとしている。また、上限を15万株(発行済み株数の1.51%)、または4億5000万円とする自社株を23日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)により取得すると発表した。 ■Fusic <5256> 2,061円 +61 円 (+3.1%) 本日終値 Fusic<5256>が大幅高で4日ぶりに反発。午後2時ごろ、機械学習プロジェクトの持続的な運用を支援する「MLOps支援サービス」の提供を開始したと発表しており、好材料視された。MLOps(マシン・ラーニング・オペレーションズ)とは、機械学習モデルの開発・運用・改善をスムーズかつ持続的に行うための仕組みのこと。AI導入プロジェクトでは、PoC(概念実証)段階は成功しても、ビジネス現場への実装や持続的な運用でつまずくケースが多くあったが、同社がMLOpsの導入から定着、その後の運用改善までを伴走型で支援することで、顧客の機械学習プロジェクトの成功とビジネス成果の創出を加速させるとしている。 ■バリオセキュア <4494> 769円 +22 円 (+3.0%) 本日終値 バリオセキュア<4494>が大幅高で3日ぶりに反発。22日の取引終了後、フィンランドのウィズセキュア社が提供する、「Microsoft 365」環境のセキュリティーを向上させる「WithSecure Elements Collaboration Protection」の取り扱いを開始すると発表しており、好材料視された。同製品は、「Microsoft 365」におけるファイル共有・コミュニケーション基盤を対象に、マルウェアやフィッシングなどの高度な脅威からリアルタイムで保護するクラウド型セキュリティーソリューション。これにより、顧客のメール・ファイル共有・チャットなど、日常業務のセキュリティー強化を実現するとしている。 ■Solvvy <7320> 3,115円 +75 円 (+2.5%) 本日終値 Solvvy<7320>が堅調に推移。同社はきょう、自社及びグループの最先端技術研究機関「Solvvy LAB.(ソルヴィーラボ)」が、ハイクリ(東京都中野区)と共同で公共水道インフラに対する人工知能(AI)老朽化診断の社会実装に向けた実証実験を開始したと発表。これが買い手掛かりとなったようだ。この実証実験は、ハイクリがこれまで研究を続けてきた「公共水道のAI故障予測モデル」と、Solvvyが得意とする保証や検査点検などを活用した「アフターメンテナンススキーム構築」を組み合わせ、新たなサービスを開発することが主な目的。地方自治体が保有する水道管データをAIモデルで分析し、故障リスクを予測、劣化の進行状況を可視化し、適切な維持管理計画の策定をサポートするとしている。 ■アクセスHD <7042> 518円 +12 円 (+2.4%) 本日終値 アクセスグループ・ホールディングス<7042>がしっかり。22日の取引終了後、子会社アクセスネクステージとJTB(東京都品川区)の共同企業体が、大阪府から「令和7年度外国人材受入加速化支援事業」を受託したと発表しており、好材料視された。同事業は、大阪の成長を支える外国人材の府内企業への受け入れ促進を図るため、外国人材の採用を検討する府内企業と外国人留学生などとのマッチング機会を提供するもの。オンラインマッチングシステムを活用した合同企業説明会や、外国人材の採用に役立つセミナーを開催するほか、既に外国人材を採用している企業や採用を検討する企業間の情報交換、ネットワークづくりなどを行う交流会などを開催する予定で、共同企業体は運営事務局を担当する。 ■日本金属 <5491> 717円 +13 円 (+1.9%) 本日終値 日本金属<5491>が後場上げ幅を拡大。午後1時ごろに定款の一部変更を発表。機動的な資本政策を遂行できるように、第7条に自己の株式の取得の規定を新設するとしたことが好材料視された。6月27日開催の定時株主総会に付議する。 ■ビーアンドピー <7804> 2,166円 +26 円 (+1.2%) 本日終値 ビーアンドピー<7804>はしっかり。この日午後1時ごろ、AR技術を活用したサービス「Promotion AR」をアップデートし、新たに「オクルージョン機能」を実装したと発表した。これにより、ARオブジェクトが現実空間に自然に溶け込み、より没入感のあるAR体験が可能になるという。 ■野崎印刷紙業 <7919> 191円 +2 円 (+1.1%) 本日終値 野崎印刷紙業<7919>が動意。22日取引終了後、53万株(自己株式を除く発行済み株数の3.20%)を上限に23日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で自社株を取得すると発表。買い付け価格は22日終値の189円。東証の自己株式立会外買付取引情報によると、野崎紙は23日に予定通り買い付けを実施し、48万2300株を取得した。 ●ストップ高銘柄 BSNHD <9408> 2,300円 +400 円 (+21.1%) ストップ高 本日終値 ピープル <7865> 628円 +100 円 (+18.9%) ストップ高 本日終値 ぷらっとホーム <6836> 942円 +150 円 (+18.9%) ストップ高 本日終値 など、4銘柄 ●ストップ安銘柄 リミックスポイント <3825> 551円 -150 円 (-21.4%) ストップ安 本日終値 ボルテージ <3639> 324円 -80 円 (-19.8%) ストップ安 本日終値 IRジャパン <6035> 745円 -150 円 (-16.8%) ストップ安 本日終値 以上、3銘柄 株探ニュース