東ソーが底堅い、中期経営計画の業績目標と株主還元姿勢を好感
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東ソー<4042.T>が底堅い。同社は23日午前9時30分、中期経営計画を公表。業績目標と株主還元姿勢を好感した買いが株価の支えとなったようだ。最終年度の28年3月期の売上高を1兆1830億円(25年3月期の実績は1兆633億8200万円)、営業利益を1400億円(同989億600万円)に伸ばし、ROE(自己資本利益率)は10%以上(同7.2%)に高める目標を掲げた。また、中計期間は総還元性向50%を基本とし、年間100円を下限に配当を実施する方針。配当性向が50%未満の場合は総還元性向50%になるように自己株取得に動くほか、追加的株主還元として3カ年で500億円の自己株取得を行うなど、資本効率の改善を図る。機能性ポリマーや機能性ウレタン、有機化成品といった付加価値素材の収益拡大を目指すほか、バイオサイエンスや高機能材料、水処理エンジニアリングといった先端事業も成長させる。 出所:MINKABU PRESS