話題株ピックアップ【夕刊】(3):リベルタ、ぷらっと、バリューC

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■リベルタ <4935>  1,637円   +300 円 (+22.4%) ストップ高   本日終値
 リベルタ<4935>が急騰。全国的に気温が上昇した21日、岐阜県飛騨市神岡では35度を突破し、全国初の猛暑日を記録した。翌22日の株式市場でリベルタに対しては、熱中症対策の製品群を持つとあって、個人投資家を中心に関心を誘う格好となり朝方から堅調な値動きとなった。更に22日、同社は今年6月から企業の熱中症対策の義務化が決まったことに関連して、「フリーズテック 衣類用冷感ミスト」を紹介するプレスリリースを配信。これも刺激材料となり、後場に一段高となった。

■ぷらっとホーム <6836>  792円   +100 円 (+14.5%) ストップ高   本日終値
 ぷらっとホーム<6836>がストップ高。同社は21日取引終了後、暗号資産にかかわる開発・発行・販売・取得及びそれに関連するサービスを手掛ける子会社「Things Revolution」を設立すると発表。これが材料視されたようだ。同社はこれまでブロックチェーン技術を活用した分散型インターネットの概念であるWeb3の事業化に取り組んでおり、事業を本格的に展開できる時期に至りつつあると判断したという。なお、事業開始日は7月を予定し、開示すべき事項が発生した場合には速やかに開示するとしている。

■バリュークリエーション <9238>  1,429円   +156 円 (+12.3%)  本日終値
 バリュークリエーション<9238>が後場一段高。ビットコイン価格が21日に過去最高値を更新したことで、4月16日にビットコインを追加購入したことを明らかにしている同社に関心が向かったもよう。また、きょう午後0時15分ごろに自社が運営する古家・空き家の解体マッチングプラットフォーム「解体の窓口」の加盟解体業者数が2100社を突破したと発表したことも株価を刺激しているようだ。

■フルッタフルッタ <2586>  166円   +16 円 (+10.7%)  本日終値
 フルッタフルッタ<2586>が反発。同社は21日取引終了後、自社のアサイーを使用した「アサイーと木苺のグラニータ」が上島珈琲店で、22日から期間限定で販売されると発表。同日にはタリーズコーヒーで「フローズンカップ アサイーヨーグルトテイスト」が28日から数量限定で販売されることも明らかにしており、これらが株価を刺激したようだ。

■エーアイ <4388>  447円   +42 円 (+10.4%)  本日終値
 エーアイ<4388>は高い。21日取引終了後、取得上限35万株(自己株式を除く発行済み株数の5.39%)、または2億5000万円とする自社株買いの実施を発表した。期間は5月22日~来年2月28日。これを好感した買いが入った。これに伴い、2月6日から実施中だった自社株買い(取得上限35万株・2億5000万円)を中止するとあわせて明らかにした。5月20日までに33万4500株を取得したという。

■キッズウェル・バイオ <4584>  187円   +16 円 (+9.4%)  本日終値
 キッズウェル・バイオ<4584>が買われ、年初来高値を更新した。同社は22日、アルフレッサ ホールディングス<2784>とカイオム・バイオサイエンス<4583>とともに、厚生労働省の「医療施設等施設整備費補助金(バイオ後続品国内製造施設整備支援事業)」に関する公募に申請を行い、21日付で採択されたと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。採択を受け、台湾のバイオ医薬品製造受託機関であるMycenax Biotechを加えた4社で、バイオ後続品(バイオシミラー)の原薬・製剤製造施設の国内候補地での整備を含むバイオシミラー事業を推進していく。キッズバイオは26年3月期の業績に与える影響は精査中としている。

■カーリット <4275>  1,128円   +65 円 (+6.1%)  本日終値  東証プライム 上昇率9位
 カーリット<4275>が全般地合い悪の間隙を縫って急騰、1100円台に歩を進め75日移動平均線を足場に上放れる兆しをみせている。直近、米大手メディアが「イスラエルがイランの核施設攻撃を計画している」と報道するなど、中東情勢の緊迫化が伝わっており、世界的に防衛関連株を物色する動きが再び強まってきた。また、米国ではトランプ米大統領が、敵国の攻撃から自国を防衛する「ゴールデンドーム」と呼ばれるミサイル防衛構想に3年間で1750億ドル(約25兆円)を投入することを発表し、世界の耳目を集めている。東京市場でもここ防衛関連のシンボルストックである三菱重工業<7011>が大商いで最高値圏を走るなど、物色人気が再燃しており、つれて周辺株へも投資資金が食指を動かす状況にある。そのなか、化学品大手でロケット・防衛用推進薬の原料である過塩素酸アンモニウムを手掛けるカーリットの存在にスポットが当たっている。会社側では過塩素酸アンモニウムの需要好調で収益に貢献していることを開示しており、防衛関連株として頭角を現してきた。PERが10倍前後で、PBRが0.7倍近辺、配当利回りも3%を超えており、株価指標面からの割安感も買いの根拠となっているもようだ。

■のむら産業 <7131>  2,241円   +106 円 (+5.0%)  本日終値
 のむら産業<7131>が大幅高で5連騰。自民党の小泉進次郎元環境相が21日に農相に就任した。小泉農相は自らを「コメ担当大臣」と表現し、コメの価格高騰問題に取り組む姿勢を表明。石破茂首相はコメ価格について、5キロ3000円台に引き下げる方針を明らかにした。小泉農相の起用が決まった後、環境相時代にレジ袋有料化に向けた潮流を後押しした経緯から、X(旧ツイッター)では「米袋有料化」がトレンド入りした。コメの包装資材を手掛けるのむら産業は思わぬ形で関心を集めることとなったが、消費者のコメ離れに歯止めがかかることへの資材需要のプラス効果も意識され、上昇基調の継続につながったようだ。同社は25年10月期第1四半期(24年11月~25年1月)決算の補足資料のなかで、コメの高騰による事業への影響に関し、コメ離れが起きた場合には包装資材の販売が減少する可能性があると指摘。一方、価格高騰で顧客企業の利益が確保された場合は、設備投資意欲の高まりによる恩恵もあるとの見方を示している。また、コメの価格高騰が米の需要減に直結するかは判断できないとの見解も明らかにしている。

■ミタチ産業 <3321>  1,224円   +50 円 (+4.3%)  本日終値
 ミタチ産業<3321>が続伸。21日の取引終了後、25年5月期の期末配当予想を25円から35円へ増額修正したことが好感された。年間配当予想は60円(前期45円)となる。

●ストップ高銘柄
 フィスコ <3807>  224円   +50 円 (+28.7%) ストップ高   本日終値
 Liberaware <218A>  1,470円   +300 円 (+25.6%) ストップ高   本日終値
 ボルテージ <3639>  404円   +80 円 (+24.7%) ストップ高   本日終値
 ビート <9399>  601円   +100 円 (+20.0%) ストップ高   本日終値
 gumi <3903>  611円   +100 円 (+19.6%) ストップ高   本日終値
 など、11銘柄

●ストップ安銘柄
 シダー <2435>  266円   -80 円 (-23.1%) ストップ安   本日終値
 以上、1銘柄

株探ニュース

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