話題株ピックアップ【昼刊】:メタプラ、GMOインタ、IMV
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■メタプラネット <3350> 1,083円 +150 円 (+16.1%) ストップ高買い気配 11:30現在 メタプラネット<3350>やリミックスポイント<3825>に大量の買い注文が集まり、ともにストップ高の水準でカイ気配となっている。ビットコイン価格が上昇し、米国時間21日に過去最高値を更新した。米国の議会においてステーブルコインの普及を後押しする法案の審議入りが決まったほか、テキサス州において暗号資産を同州の準備金とするための法案についても成立へ前進していると伝わっている。更に、米国債の価格下落(金利の上昇)に備えるために、ビットコインなど暗号資産を代替資産の一つとして買い入れる投資家動向も背景にあるとの指摘も出ている。暗号資産への投資を行っているメタプラとリミックスに対しては、含み益を期待した買いが入ったようだ。 ■GMOインターネット <4784> 3,260円 +407 円 (+14.3%) 11:30現在 東証プライム 上昇率2位 GMOインターネット<4784>は大幅反発。前日比マイナスでスタートしたが、すぐに切り返しプラス圏に浮上している。東京証券取引所が21日の取引終了後、信用取引による新規の売り付け及び買い付けに係る委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)とする信用取引の臨時措置を22日売買分から解除すると発表。また、日本証券金融も同日から貸借取引自己取引分及び非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分に係る銘柄別増担保金徴収措置を解除すると発表しており、取引負担の減少で短期資金の流入が再び活発化するとの思惑から買いが優勢となっているようだ。 ■IMV <7760> 1,910円 +166 円 (+9.5%) 11:30現在 IMV<7760>が続急騰で連日の上場来高値更新。前日に続く大陽線を示現し196円高の1940円まで駆け上がる場面があった。自動車業界向けを中心とする振動試験装置や電磁波対応のEMC試験装置の製造及び受託サービスで抜群の競争力を誇る。これらのサービスは原発向けでも断トツの実績を持つほか、防衛産業向けの設備投資需要を取り込むことにも成功しており、防衛力増強をテーマとした国策銘柄の一角にも位置付けられる。同社は三菱重工業<7011>など大手総合重機メーカーから受注する形で間接的な「防衛省」関連案件の需要を獲得している。今週20日にはEMCエンジニアを常駐させ振動試験やEMC試験に対応したハイスペックな受託試験サービスを行う「日本高度信頼性評価試験センター」のEMC試験設備増強を完了したことを発表、6月2日から本格稼働を開始する予定にありマーケットの視線を改めて引き寄せる格好となった。 ■古河電気工業 <5801> 6,017円 +414 円 (+7.4%) 11:30現在 東証プライム 上昇率3位 古河電気工業<5801>が急騰している。同社は21日、26年3月期を最終年度とする中期経営計画の進捗に関する説明会を開き、資料をホームページ上に公開した。企業価値向上の取り組みは前進し、経営数値目標に関する進捗状況は順調だとしたうえで、データセンター市場での収益拡大を進める方針を示した。製造業全般にトランプ関税による悪影響が警戒されるなか、データセンター関連の製品需要の拡大基調は続くといった投資家の期待を高める方向に作用し、買いを誘発することとなったようだ。 ■コクヨ <7984> 3,059円 +126 円 (+4.3%) 11:30現在 コクヨ<7984>が大幅反発。株価は1997年7月以来、約27年10カ月ぶりの高値圏を舞う展開となっている。SMBC日興証券が21日付で同社の投資評価「1(強気)」を据え置き、目標株価を前回の3200円から3700円へ引き上げており、これを材料視する買いが入っているようだ。レポートでは、オフィス家具業界は為替やトランプ関税の影響を受けにくく、リニューアル需要の増加や業界で足並みを揃えた高付加価値化を推進していると評価。値上げにより着実な利益成長が見込まれる業界として注目しており、なかでも同社は株主還元の観点で最も魅力的であると報告している。 ■マツキヨココ <3088> 2,990.5円 +102 円 (+3.5%) 11:30現在 マツキヨココカラ&カンパニー<3088>や共立メンテナンス<9616>が堅調推移。日本政府観光局が21日に発表した4月の訪日外客数(推計)は前年同月比で28.5%増加の390万8900人となり、単月で過去最高を更新した。インバウンド需要の恩恵を受けるとみられる関連銘柄の一角にはサポート要因となったようだ。桜が見ごろの時期となり、訪日需要が高まった。今年のイースターは4月20日で、キリスト教徒の多い欧米やオーストラリア、アジアの一部ではイースター休暇にあわせた海外旅行需要が増加した。ワシントンホテル<4691>や寿スピリッツ<2222>、三越伊勢丹ホールディングス<3099>もしっかり。 ■参天製薬 <4536> 1,572.5円 +49 円 (+3.2%) 11:30現在 参天製薬<4536>が続伸している。同社は21日、29年度までの5年間を対象とした新たな中期経営計画を策定したと発表。最終年度となる30年3月期の連結コア営業利益の目標を800億円(25年3月期実績は593億8000万円)としていることが評価されているようだ。30年3月期の連結売上収益目標は4000億円(同3000億400万円)に設定。持続的な成長基盤の確立に向けて「海外地域(EMEA・アジア・中国)におけるリーダーポジションの確立」「近視・眼瞼下垂(がんけんかすい)疾患の市場創造と海外展開」など6つのイニシアチブを推進するとしている。 ■アシックス <7936> 3,337円 +96 円 (+3.0%) 11:30現在 アシックス<7936>が反発している。同社と競合する米ナイキについて21日、一部製品の価格を引き上げる方針だと伝わっている。同日のナイキ株には全体相場が軟調な地合いにあって買い向かう姿勢が限られ、大幅安となっている。アシックスは足もとでは「オニツカタイガー」が好調に推移し、訪日観光客の増加も事業の追い風となっているが、同社が米国でのナイキの値上げに追従する展開や、アシックス製品のシェア拡大の可能性などを巡る思惑を広げる形となり、買いを誘う格好となったようだ。 ■アース製薬 <4985> 4,990円 +140 円 (+2.9%) 11:30現在 アース製薬<4985>が反発した。大阪・関西万博において、大量の虫が発生した問題で、大阪府の吉村洋文知事は21日の記者会見で、大阪府としてアース製薬に協力を要請したことを明らかにした。これを受け万博関連での需要による収益貢献を期待した買いが入ったようだ。万博会場では「ユスリカ」が大量に発生し、SNSを通じて画像が拡散。気温上昇に伴って昆虫の大量発生が更に増え、来場客数に悪影響をもたらす懸念が広がっていた。 ■西松屋チェーン <7545> 2,154円 +45 円 (+2.1%) 11:30現在 西松屋チェーン<7545>が4日ぶりに反発している。21日の取引終了後に発表した5月度(4月21日~5月20日)の月次売上高速報で、既存店売上高は前年同月比0.6%減と2カ月ぶりに前年実績を下回ったものの、全店売上高は同3.0%増と増収を維持したことが好材料視されている。期間を通じて春物衣料の売上高が好調に推移したほか、気温の上昇に伴い夏物衣料の売上高も伸長した。なお、今期は5月度までに10店舗を出店している。 ■岩塚製菓 <2221> 2,974円 +23 円 (+0.8%) 11:30現在 岩塚製菓<2221>が3日ぶりに反発している。21日の取引終了後、発行済み株式数(自社株を除く)の1.44%にあたる15万株または4億4265万円を上限に、22日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施すると発表しており、これが材料視されているようだ。なお、東証の自己株式立会外買付取引情報によると、22日付で12万9600株の取得を完了している。 ■キユーピー <2809> 3,215円 +7 円 (+0.2%) 11:30現在 キユーピー<2809>はしっかり。21日取引終了後、米国で2カ所目の生産拠点となるテネシー工場で調味料の生産を開始すると発表した。現地時間20日に開所式を行った。拡大する需要に対応するとともに、米国を中心に更なる市場の開拓とブランド浸透を目指す。 ■京成電鉄 <9009> 1,382.5円 -149.5 円 (-9.8%) 11:30現在 東証プライム 下落率トップ 京成電鉄<9009>は大幅安で5日続落。21日取引終了後、これまで未定としていた26年3月期連結業績予想について売上高を前期比3.8%増の3316億円、営業利益を同13.6%減の311億円と発表。最高益だった前期から一転減益となる見通し。同じく未定としていた配当予想は18円とし、前期(株式分割考慮ベースで21円)から実質減配とした。これが嫌気されている。あわせて、2030年度を目標年次とする長期経営計画の第2ステップとして、27年度(28年3月期)を最終年度とする中期経営計画を策定したと発表した。最終年度に売上高3750億円、営業利益380億円を目指す。株主還元については連結配当性向30%以上とする目標を掲げた。 ■アドバンテスト <6857> 6,771円 -239 円 (-3.4%) 11:30現在 東証プライム 下落率8位 アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置関連株が売り優勢となっている。4月末から5月中旬にかけて半導体セクターの主力銘柄は急速な戻り相場を演じたが、その後はショートカバーが一巡したことからいったん調整局面に入っている。ただ、下値では買い向かう動きも観測され、当面はどこで押し目買いが優勢となるか、日柄や株価水準を巡る思惑が錯綜する状況となっている。前日の米国株市場では半導体関連銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が5日続落と下値を探っており、東京市場でも同関連株は総じて買いが手控えられている。一方、業績面では決算発表シーズンを通過し過度な不安心理が後退している。 ■エーアイ <4388> 443円 +38 円 (+9.4%) 11:30現在 エーアイ<4388>は高い。21日取引終了後、取得上限35万株(自己株式を除く発行済み株数の5.39%)、または2億5000万円とする自社株買いの実施を発表した。期間は5月22日~来年2月28日。これを好感した買いが入っている。これに伴い、2月6日から実施中だった自社株買い(取得上限35万株・2億5000万円)を中止するとあわせて明らかにした。5月20日までに33万4500株を取得したという。 ■ぷらっとホーム <6836> 792円 +100 円 (+14.5%) ストップ高買い気配 11:30現在 ぷらっとホーム<6836>がカイ気配を切り上げている。同社は21日取引終了後、暗号資産にかかわる開発・発行・販売・取得及びそれに関連するサービスを手掛ける子会社「Things Revolution」を設立すると発表。これが材料視されているようだ。同社はこれまでブロックチェーン技術を活用した分散型インターネットの概念であるWeb3の事業化に取り組んでおり、事業を本格的に展開できる時期に至りつつあると判断したという。なお、事業開始日は7月を予定し、開示すべき事項が発生した場合には速やかに開示するとしている。 ●ストップ高銘柄 ビート <9399> 601円 +100 円 (+20.0%) ストップ高 11:30現在 gumi <3903> 611円 +100 円 (+19.6%) ストップ高 11:30現在 リミックスポイント <3825> 701円 +100 円 (+16.6%) ストップ高買い気配 11:30現在 など、5銘柄 ●ストップ安銘柄 なし 株探ニュース