カーリットが急騰、低PBR・高配当利回りの防衛関連穴株として頭角現す◇

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 カーリット<4275.T>が全般地合い悪の間隙を縫って急騰、1100円台に歩を進め75日移動平均線を足場に上放れる兆しをみせている。直近、米大手メディアが「イスラエルがイランの核施設攻撃を計画している」と報道するなど、中東情勢の緊迫化が伝わっており、世界的に防衛関連株を物色する動きが再び強まってきた。また、米国ではトランプ米大統領が、敵国の攻撃から自国を防衛する「ゴールデンドーム」と呼ばれるミサイル防衛構想に3年間で1750億ドル(約25兆円)を投入することを発表し、世界の耳目を集めている。東京市場でもここ防衛関連のシンボルストックである三菱重工業<7011.T>が大商いで最高値圏を走るなど、物色人気が再燃しており、つれて周辺株へも投資資金が食指を動かす状況にある。そのなか、化学品大手でロケット・防衛用推進薬の原料である過塩素酸アンモニウムを手掛けるカーリットの存在にスポットが当たっている。会社側では過塩素酸アンモニウムの需要好調で収益に貢献していることを開示しており、防衛関連株として頭角を現してきた。PERが10倍前後で、PBRが0.7倍近辺、配当利回りも3%を超えており、株価指標面からの割安感も買いの根拠となっているもようだ。

(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所:MINKABU PRESS

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