明日の為替相場見通し=依然として神経質な値動きも

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為替

 今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、急激な円高からの戻りを試す動きが予想されるが、依然として神経質な値動きは続きそうだ。予想レンジは1ドル=143円20~144円40銭。

 この日は、午後3時30分過ぎに143円40銭台までドル安・円高が進んだが、夕方の欧州時間に入り144円近辺まで値を戻す動きとなった。足もとのドル安要因としては、中東情勢の悪化懸念が台頭したほか、トランプ米政権が大型所得減税の恒久化に向けた法案の成立を目指しており、米財政悪化懸念も浮上した。また、22日までカナダでG7財務相・中央銀行総裁会議が開かれ、加藤勝信財務相とベッセント米財務長官の会談が見込まれるなか、「円安是正」への警戒感は強い。更に、日本の長期債利回り上昇も日米金利差の縮小要因となっている。143円台前半までドルが売られたことで、いったんは戻りを試す動きも見込まれるが、なおドル売り・円買い基調は強いとみられている。今晩はボウマン米連邦準備制度理事会(FRB)理事やバーキン・リッチモンド連銀総裁に発言機会がある。




出所:MINKABU PRESS

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