株価指数先物【昼】 円高や地政学リスク警戒で200日線近辺の攻防
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日経225先物は11時30分時点、前日比30円安の3万7500円(-0.07%)前後で推移。寄り付きは3万7600円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万7620円)にサヤ寄せする形から、買い先行で始まった。ただし、現物の寄り付き直後につけた3万7670円を高値に軟化し、中盤にかけて3万7430円まで下げ幅を広げた。中盤以降は3万7450円~3万7500円辺りでの保ち合いを継続している。 G7財務相・中央銀行総裁会議に合わせて行われる日米の為替協議や3回目の日米関税協議の行方に注目が集まるなか、為替市場では円相場が一時1ドル=143円台後半と円高に振れて推移していることが重荷になった。そのほか、イスラエルがイランの核施設への攻撃を準備していると米メディアが報じるなか、グローベックスの米株先物が弱含みで推移していることも神経質にさせている。日経225先物は200日移動平均線(3万7520円)を挟んでの推移をみせており、同線を下回る局面では押し目狙いのロングに向かわせそうだ。 NT倍率は先物中心限月で13.66倍に低下。一時13.63倍まで下げる場面もみられ、25日線(13.64倍)を下回ってきた。同線が支持線として意識されやすく、いったんはNTショートを巻き戻す動きが入るタイミングになりそうである。 株探ニュース