米外為市場サマリー:円安是正思惑がくすぶるなか一時144円40銭台に軟化

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為替

 20日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=144円51銭前後と前日と比べて35銭程度のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=163円05銭前後と同20銭強のユーロ高・円安だった。

 この日に日本の財務省が実施した20年債入札が不調な結果となったことを受けて国内金利が上昇し、日米の金利差縮小が意識されるなかドル円相場は日本時間夕方に一時144円10銭近辺まで軟化した。ニューヨーク市場では米財政懸念などを背景とした米長期金利の上昇を手掛かりに144円97銭まで強含む場面もあったが、NYダウなど米主要株価指数の下落が影響しドル買いは続かず。主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議にあわせて行われる予定の日米財務相会談で、日本が円安是正を求められるとの思惑がくすぶっていることも重荷となり、144円43銭まで押し戻された。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1283ドル前後と前日に比べて0.0040ドル強のユーロ高・ドル安だった。

出所:MINKABU PRESS

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