話題株ピックアップ【夕刊】(3):リベラウェア、インテM、gumi

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材料

■Liberaware <218A>  1,012円   +72 円 (+7.7%)  本日終値
 Liberaware<218A>が急伸。同社はきょう午後2時ごろ、インフラ点検分野での事業機会の共創及び市場拡大を目的に、韓国のSierra BASEと戦略的業務提携に関する基本合意書(MOU)を締結したと発表。これが材料視されたようだ。今回のMOU締結は、両社の先端技術及び営業ネットワークを融合し、韓国国内でドローンやソフトウェアを用いたソリューションを展開することや、次世代の設備点検ソリューションの創出とその社会実装を目指すことが目的。主な提携内容は「ドローン及びデジタル基盤を用いた設備点検ソリューションの共同事業化及び相互技術支援」「点検ソリューション事業拡大のための設備、人材及び運営に関する協業」「マーケティング、セールス、広報などの共同活動」などとなっている。

■インテM <7072>  966円   +60 円 (+6.6%)  本日終値
 インティメート・マージャー<7072>は続伸。19日取引終了後、26万1800株(自己株式を除く発行済み株数の7.85%)を上限に20日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で自社株を取得すると発表。これが好感された。買い付け価格は19日終値の906円。東証の自己株式立会外買付取引情報によると、インテMは20日に予定通り買い付けを実施し、23万8000株を取得した。

■gumi <3903>  505円   +27 円 (+5.7%)  本日終値
 gumi<3903>が後場一段高。同社はきょう、ディベロッパーとして参画しているクリプトエンターテイメントプロジェクト「TOKYO BEAST」の基軸通貨として活用ができるトークン「TOKYO GAMES TOKEN(TGT)」が21日に、暗号資産取引所「Bybit」をはじめとする海外大手4取引所に同時上場すると発表。世界中のユーザーがアクセスできる複数プラットフォームで取引が可能になり、グローバルな認知度拡大や流動性向上が期待できるとしており、これが株価を刺激したようだ。

■ククレブ <276A>  4,375円   +220 円 (+5.3%)  本日終値
 ククレブ・アドバイザーズ<276A>が上場来高値を更新した。同社は昨年11月に東証グロース市場に新規上場したニューフェースで、企業不動産(CRE)に関するソリューションを提供。上場企業が保有する遊休・低利用不動産の活用プロジェクト推進や、CREファンドの組成なども手掛ける。日産自動車<7201>が今年5月13日に経営再建計画を発表し、このなかで国内外の7工場を削減する方針が示された。ククレブ株を巡っては、不動産のパイプラインの増加と収益機会の拡大を巡る思惑から14日に大幅高となった後、利益確定目的の売りに上値を抑えられる格好となったが、17日には更に、日産自が主力の追浜工場や子会社の日産車体<7222>の湘南工場に関し閉鎖を検討していると報じられた。日産自にとどまらず、上場企業全般に効率的な経営を実現するため、遊休不動産の売却・有効活用を加速させるとの期待感が高まるなか、ククレブ株については過熱感が台頭しながらも成長性を見込んだ買いが続き、これを支えに売り物をこなして一段高となった。

■ファンペップ <4881>  111円   +5 円 (+4.7%)  本日終値
 ファンペップ<4881>が大幅高。19日の取引終了後、花粉症を対象疾患として開発中のアレルギーワクチン、抗体誘導ペプチド「FPP004X」の物質特許が日本で成立したと発表しており、これを好感した買いが流入した。抗体誘導ペプチドFPP004Xは、体内に入った異物を排除する働きを持つ抗体の一種で、花粉などの原因物質(アレルゲン)に結合するとアレルギー反応を引き起こすIgEに対する抗体産生を誘導することで治療効果を期待するアレルギーワクチン。24年3月に塩野義製薬<4507>との間でオプション契約を締結し、塩野義は全世界での全疾患に対する独占的研究開発・商業化権の取得に関するオプション権を保有している。なお、今回の特許成立は、25年12月期業績に影響を与えるものではないとしている。

■デジタルプラス <3691>  676円   +30 円 (+4.6%)  本日終値
 デジタルプラス<3691>が4日ぶりに反発。午後0時30分ごろ、子会社デジタルフィンテックが運営する「デジタルギフト」が、ピアラ<7044>の株式優待として採用されたと発表しており、好材料視された。なお、デジプラによると現在IR未開示企業を含む30社から導入意思を獲得済みという。

■三機サービス <6044>  1,198円   +49 円 (+4.3%)  本日終値
 三機サービス<6044>は8日続伸し連日の年初来高値更新となった。19日の取引終了後、25年5月期の期末一括配当予想を22円から25円(前期20円)へ増額修正したことが好感された。15年4月に上場し、今期で上場10周年を迎えることから3円の記念配当を実施する。

■AIストーム <3719>  274円   +11 円 (+4.2%)  本日終値
 AIストーム<3719>が大幅反発。19日の取引終了後、次世代のAI人材育成を目的とした教育機関「ストームアカデミー」を正式に開校したと発表しており、好材料視された。同アカデミーは、生成AIを中心とした最新技術を「現場で生かせるスキル」として提供し、学生から社会人までが自ら手を動かしながらAIを実装・活用できる実践型カリキュラムを用意しているのが特徴。なお、同アカデミーでは今後、地域自治体・大学との産学官連携講座の拡充や高校生向けの探究型AI教育カリキュラムの提供、上級者向けコースや法人向けDX支援プランの導入、国内外への多言語展開とオンライン留学生向け講座の実装などを検討しているという。

■タカトリ <6338>  1,578円   +61 円 (+4.0%)  本日終値
 タカトリ<6338>が後場一段高。午前11時30分ごろ、国内企業からパワー半導体向けSiC(炭化ケイ素)材料切断加工装置の大口受注を獲得したと発表しており、好材料視された。受注金額は約4億円で、26年9月期に売り上げ計上する予定。なお、25年9月期業績予想に与える影響はないとしている。

■ハウテレビジョン <7064>  1,800円   +50 円 (+2.9%)  本日終値
 ハウテレビジョン<7064>が堅調な動き。19日の取引終了後に自社株1914株(発行済み株数の0.14%)を5月30日付で消却すると発表したことが好材料視された。なお、消却後の発行済み株数は136万441株となる。

●ストップ高銘柄
 RVH <6786>  100円   +30 円 (+42.9%) ストップ高   本日終値
 コンヴァノ <6574>  3,750円   +700 円 (+23.0%) ストップ高   本日終値
 DMP <3652>  2,691円   +500 円 (+22.8%) ストップ高   本日終値
 など、5銘柄

●ストップ安銘柄
 ビート <9399>  578円   -150 円 (-20.6%) ストップ安   本日終値
 以上、1銘柄

株探ニュース

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