ククレブが上場来高値更新、日産自の工場売却方針を機に成長期待の買い続く◇

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 ククレブ・アドバイザーズ<276A.T>が上場来高値を更新した。同社は昨年11月に東証グロース市場に新規上場したニューフェースで、企業不動産(CRE)に関するソリューションを提供。上場企業が保有する遊休・低利用不動産の活用プロジェクト推進や、CREファンドの組成なども手掛ける。日産自動車<7201.T>が今年5月13日に経営再建計画を発表し、このなかで国内外の7工場を削減する方針が示された。ククレブ株を巡っては、不動産のパイプラインの増加と収益機会の拡大を巡る思惑から14日に大幅高となった後、利益確定目的の売りに上値を抑えられる格好となったが、17日には更に、日産自が主力の追浜工場や子会社の日産車体<7222.T>の湘南工場に関し閉鎖を検討していると報じられた。日産自にとどまらず、上場企業全般に効率的な経営を実現するため、遊休不動産の売却・有効活用を加速させるとの期待感が高まるなか、ククレブ株については過熱感が台頭しながらも成長性を見込んだ買いが続き、これを支えに売り物をこなして一段高となった。

(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所:MINKABU PRESS

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